ビゼーの「真珠採り」

フランスの作曲家

ジョルジュ・ビゼーといえば

「カルメン」が有名だけど、

「真珠採り」という

エキゾチックなオペラもある。


未開時代のセイロン島。

真珠採りたちが浜辺で

歌い踊っている第一幕。

漁夫ナディールがかつての恋人

巫女のレイラへの思いを歌う。


その歌とは「耳に残る君の歌声」

(Je crois entendre encore)だ。

1世紀も前に世界を魅了した

エンリコ・カルーソーの歌声で

いまも聴くことができる。


その歌のラスト!

O nuit enchanteresse!(おお、魅力的な夜!)

Divin ravissement!(清らかな悦び!)

O souvenir charmant!(おお、愛しい記憶!)

Folle Iversse!! (狂おしい陶酔!)

doux reve!(甘美な夢!)

Divin souvenir!(清らかな記憶!)

O souvenir charmant!(おお、愛しい記憶!)


この部分は何度聴いても感激してしまう!

南国の夜の浜辺で愛しい女性を思う

切なく狂おしくやるせない男の気持ち。

カルーソーになりきって今日もまた

大声で歌ってしまうのだ!(笑)


※フランス語歌詞訳/本条寺京太郎