グランマ・モーゼス

モーゼスおばあちゃんこと、
グランマ・モーゼスの
展覧会に行ってきた。
懐かしきアメリカの田園風景が
楽しそうな農民たちと共に
可愛らしく描かれている。

ずっとお百姓さんをしてきて
リュウマチのリハビリとして
油絵を描き始めたのが76歳。
80歳で個展を開いて注目され、
トルーマン大統領に謁見するなど
アメリカの国民的画家となった。

101歳で亡くなるまで絵を描き続けた。
1600点の中でぼくが大好きなのは、
冬の終わりにメイプルシロップなどを
採取する「シュガリングオフ」や
「アップルバター作り」「カボチャ」
「村の結婚式」「美しき世界」など。

緑豊かな草原や手つかずの大地や森。
どれもこれも「美しき世界」なのだ。
モーゼスおばあちゃんって、
画家版ターシャ・チューダーだなと、
たくさんの作品を惚れ惚れと見て
思ってしまったのでした。