ムサ音コンサートバンド

指揮者は一生懸命に振っている。
演奏者は真剣に奏でている。
なのにまったく感動がない。
武蔵野音大コンサートバンド、
3・4年生の管打楽器演奏だ。
何が原因なのだろうか?

この5日前に2年生の
コンサートバンドの演奏があった。
こちらはとても生き生きした
いい演奏で大きな拍手をもらった。
指揮者はよれよれの老先生、
演奏者はまだ若い下級生なのに。

帰り道に考えてはたと思った。
3・4年生の演奏はテンポが
遅かったのではないか。
もちろん指揮者は譜面にある
作曲者のテンポで振ったはずだ。
それなのにとても演奏が重い。

丁寧にきちんと演奏しても
スリリングではないのだ。
中庸なテンポだから
面白くないのかも知れない。
もっともっとスピーディに
ドキドキさせて欲しかった。

となれば指揮者が悪いのか。
指揮者にセンスがないのか。
演奏が終わったときに
満面の笑みでクラリネットの
コンマスとグータッチしてたけど、
それほど満足な演奏だったのか。
僕は2年生に注目したい!