仕事ってドラクエ的な面白さを理解できると楽なんですよね
皆さんはどんなお仕事されていますか。今のお仕事は楽しいですか。
私はとあるメーカーの品質保証業務を担当しています。この仕事が楽しいかと聞かれれば、「楽しくないけど楽しい」という意味不明な回答になります。
そもそも、仕事が楽しいかどうかって、何を基準に考えるかによって答えが変わってくるし、そこが大事なところだと思うんですよね。
具体的にどういうことかというと、仕事が「楽しい」とか「面白い」って感じるのって、次の2つのパターンがあると思うんですよ。
業務内容自体が楽しい場合
業務を通じて得られる成長が楽しい場合
1については、イメージしやすいですよね。いわゆる「好きなことを仕事にする」っていうパターンで、例えば、歌うことが好きな人なら歌手になれれば楽しいと感じるだろうし、走ることが好きな人は陸上競技の選手になれれば楽しいと感じると思います。
2については、仕事の内容はさておき、それを通じて得られる自分自身の成長が楽しいと感じられるパターンです。例えば、与えられた仕事が最初は1時間かかっていたものが30分で出来るようになったり、苦手だった顧客との商談が少しずつ上手にできるようになったりしたとき、自分の成長を感じることができ、楽しいと思えるはずです。
そして、この2つの楽しさには、決定的な差があります。それは、1つ目の楽しさは自分で選べないけど、2つ目の楽しさは自分自身でコントロールできるということです。
例えば、私の勤め先にはいろんな職種があり、1つ目の楽しさ的なものを求めた場合、私は「設計」の仕事がしたいと希望を出します。(実際、入社時の希望調査ではそのように回答しました) でも、私の仕事を決めるのは私ではなく、会社側なんですよね。私には何の決定権もありません。私以外のほとんどの人も同じだと思います。で、1つ目の楽しさしか知らない人だと、希望が通らないと「こんなのは私のやりたいことではない」となってしまい、すぐに異動願いを出したり、さらにそれが通らないと転職という選択をすることになるんですよね。
でも2つ目の楽しさは自分自身でコントロールができます。なぜなら、どんな職種であっても成長するかしないかは自分の努力次第であり、自分自身に決定権があるからです。これって、とても重要なことだと思います。会社や上司の方針に左右されることなく、自由に自分の努力で「楽しい」と感じることができるんです。
ゲームに例えると、ドラクエとかも2つ目の楽しさ的な要素が強いんじゃないかと思うんですよね。ドラクエってストーリー自体(1つ目の楽しさ的な要素)はハッキリ言っていつもお決まりのパターンで、これだけだったらみんなすぐに飽きちゃうと思うんですよ。でも、実際ドラクエってめちゃくちゃおもしろいですよね。それは「レベルアップ(成長)することでステータスが上がり、また今まで使えなかった特技や魔法も使えるようになり、ついに倒せなかったボスを倒せるようになる」という、まさに2つ目の楽しさ的な要素が強いからだと思うんですよ。
この考え方がわかるようになると、どんな仕事でも楽しいと感じられるようになるはずなんですよね。実際、私も「品質保証」という仕事の内容自体は全く面白いと思いません。だって、社内で発生した不具合の処理とか、顧客からのクレーム対応とか、言うなれば「他人のケツ拭き」みたいな仕事ばかりなんですよ。こんなのが面白いと感じる人は頭がおかしいです。笑 でも、そんな仕事でも「私自身」の成長を感じられることはたくさんあるんです。それが楽しいと感じられるようになってからは、仕事に対するストレスは減りましたし、自分で言ってて恥ずかしいですが「成長する→早く帰れる→ストレス解消に時間を使える→成長しようと努力する余裕が生まれる→成長する→早く帰れる→・・・」という良い循環を生むことができるようになりました。
仕事が面白くないな~と感じている人は、ぜひ2つ目の楽しさもあるということに気付いてもらえると嬉しいです。
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