コロナで収入が減ったひとり親への児童扶養手当について国会議員と厚労省に要望しました!
こんにちは!
台東区議会議員 本目さよ(ほんめさよ)です。
こちらの記事で台東区で受けられる支援について書いたのですが、残念ながら十分ではありません。区民の当事者の方からご連絡をいただいて、あれ?!これは国の仕組みでどうにかできるんじゃない?と思い、石橋みちひろ参議院議員に連絡しました。
児童扶養手当は前年度の収入をもとにもらえるかが決まる
私が要望をしたのは、児童扶養手当について、前年度の所得をもとに支給が決定するが、今回のコロナ禍で収入が落ちている人も受給できるようにしてほしいということ。国の制度なので、区だとなかなかできることがないのです。。。。
一応、上記の臨時特別給付金は対象になっていますが、十分な額ではありません。
そもそも児童扶養手当って?
こちらに説明がありますが、簡単に言うとひとり親家庭に対して、一定の所得の方まで支給がされる手当になります。
所得とこどもの数によりますが、子どもが一人だと10,180円から43,150円、一月あたり支給されます。
コロナで困っている人は今年収入が減っている!
この児童扶養手当、前年度の所得をもとに支給されるので、コロナで失業だったり、休業で所得が減った場合に例年8月に去年の所得どうだった?!という現況確認という面談のようなものがあって、翌年の児童扶養手当に反映されるのです。
つまりは、今年の収入については(今減っている!!)来年の夏に提出して、再来年からの児童扶養手当に反映されるという形になります。
おそい。。。!!おそすぎる・・・!!
ずっと児童扶養手当を受けられていればいいですが、残業代が少し例年より多かった!とか、ボーナスが多く出た!とかで児童扶養手当の受給ができなくなることがあります。
そうすると、何がおきるのか?
児童扶養手当に紐付いた様々な免除や控除やサービス
が受けられなくなってしまうのです。以下のものは台東区のものではなく一例です。
・医療費の無償化(台東区は中3まで無償なのであまり変わりはありませんが、他自治体ではそうでないところもたくさんあります)
・上下水道料金の免除
・交通代の補助 (たとえばこちら都営交通無料乗車券)
・ 粗大ごみ等処理手数料の減免制度など
こちらのHPを参考にしました
http://www.haat.or.jp/article/15240865.html
就学援助制度などは、独自に今年の収入減少でも認定ができるように
こんな風に対応しているのだから、児童扶養手当だってそうしてくれてもいいのでは?!と。
左から
たばた直子千葉市議
わたし、本目さよ
石橋みちひろ参議院議員
手前のお二人が厚労省の方
でも、
法改正が必要・・・><
なんです。大きな壁が・・・・
児童扶養手当の支給回数を年に6回にするのにも、非常に時間がかかっています。法改正はそれなりに大変のようです(すみません。区のことはまだわかるのですが、国のことはなんとも・・)
厚生労働省の担当者と、国会議員には声を届けました。でも、まだまだ動きません。
当事者の声をぜひ地元の国会議員に届けて!
ぜひ地元の国会議員に、特にコロナで収入が減って、児童扶養手当から外れていたけど、児童扶養手当を受給できるくらいまでになってしまっている方、要望を届けてください!!!
私も国会議員通じて引き続き要望は続けますが、当事者の方がどの程度いるのか?どの程度切実なのか?を全国で国会議員の方にも知って頂く必要があります。
国会議員に対して連絡するのが難易度が高ければ、地元も地方議員でもかまいません(党に所属していると国会議員とのパイプはあるはず・・・・)
私の引き続き、台東区では何ができるのか?提案していきたいと思います。
台東区議会議員 本目さよ(ほんめさよ)