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煙系003 「脱煙したら不健康になりました」

禁断症状のリアル

脱煙生活2ヶ月目に到達した12月14日頃。
ワタクシは、絶賛・体調不良に悩まされていました。

どう調子が悪いのかというと。
ドラえもんなのです。
ドラえもんは地面から3ミリ浮いているので、足が汚れない便利なロボットなのだそうです。
つまり浮遊感です。
この頃のワタクシは、常に地面から1センチくらい浮き上がっているような、浮遊感でふわっふわ。
ドラえもんがわかりにくいようでしたら、38度くらいの熱が出ている時に、トイレに立った時の歩行感に近しい感じといえば伝わるでしょうか。

それと倦怠感。
日常生活ができないほどではなく、仕事に行かれないほどでもない、ほどほどの倦怠感が、始終つきまとうのです。

ニコチン離脱の禁断症状ですね。
ワタクシのイメージでは、イライラするとかソワソワと落ち着かないとか、そういう感じだったので、こんなふわっと感は予想外でした。
しかし。
これがボディーブローのようにじんわり効いてくるのです。
なんというか、常に微熱があって怠くて、シャキッとできないような感じは、生活を営む気力を奪っていくのです。

何もしたくない。
どこにも行きたくない。
誰にも会いたくない。
ああ、だるい。。。だるいだるい、だるい。
脱煙2ヶ月目くらいの頃は、常に倦怠感と闘いながら生きていました。

しかし。
結論から言うと、これを書いている今(脱煙3ヶ月目頃)はスッカリ元気なので、これから脱煙をしようと思っている人がいたら、声を大にしてお伝えしたいです。

脱煙の体調不良感は、ちょっとしたトンネルのようにすぐ出てこられる程度の闇ですから、心配ありません。


クリスマス頃には、元気になっていましたよ。

だんだん治ったからいいとはいえ、どうしてこういうことが起こるのかを知りたくなり、少し調べてみたことをまとめました。

セロトニンが不足すると、心と体は大騒ぎだよ!

ニコチンは脳内のアセチルコリン受容体と結合して脳内報酬系を刺激し、快感や覚醒作用を生じさせるドーパミンや、不安な気持ちを沈めるセロトニンを放出するそうです。
簡単に言うと、煙草を吸うと脳内で幸せ物質が出るということです。
煙草をやめるとセロトニンが供給されなくなるので、程度の差はありますが、慢性的な不安感を感じて鬱になったり、パニックになったりする人もいるそうです。
思考力や集中力の減退や頭痛、めまいなどで体調不調を感じることもあります。
ひどい眠気または逆に不眠、食欲の増加または減退などで日常生活も大きく揺さぶられます。

語彙力が乏しいワタクシが「倦怠感」とか「だるい」という言葉に集約していたようなことは、これだったのです。

渦中にある時、日々自問自答しました。
ちょっと、これって精神的にやばいじゃない?
煙草をやめて健康になるはずが、不健康じゃない?
いっそ。。。脱煙やめた方がいんじゃない?
周りからも「禁煙やめたら?」と言われました。

でもワタクシは、やめるのやめなかった。
きっと慣れると思ったから。
頭が、体が、ニコチンからのセロトニン供給がない、という状況に。
慣れちゃえばきっと大丈夫。
だって、煙草を吸わないでも幸せだった時があるんだもん。

そして、気づいたらそういう日がやってきていました。
いつの間にか、無闇矢鱈にだるい、だるいと思うことは無くなったのです。
ほらね。

さて、今日のまとめ。
慣れるとは「それ」を長く経験して、なんとも感じなくなること。








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