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詩の世界に沈む

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思いつくままに、詩を書いています。 写真も上手になって、銀色夏生さんみたいな詩集を出したいです。実話だったり、妄想だったり、 ぜひ読んでみてください
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#エッセイ

明けてゆく

朝がやってくる 絶望して泣いた夜も 眠ってしまって 目を覚ます また今日が始まった 空は…

9

やんなるよ

君とは、何回 延長戦やってんのかな 泥仕合をしながらも 終わらない試合 恋は、あった 愛…

5

雨の朝

静かでいいな 雨の朝は 雪の朝みたいに 世界の音を消しはしないけれど 雨音で、多少消える…

4

苛まれる

毎日、母のことを考える 一人であの家にいるのだうか 寂しいだろうなと じぶんがされてきた…

4

待つ

答えなかなかくれない人だ 何を考えているのだろう 返信がないのが 気持ちの表れ そんなの…

6

時間がかかるという君

わたしとこれからどうしたいの たずねてみたら 今、僕は 身体と心がバラバラだから 少し落…

5

罪に沈む

何をやっていても 毒母のことが 頭から離れない 高齢の母を ひとりぼっちで 暮らさせてる事実 悪い娘だ 非常な人間だ 産んでもらったのに 面倒見るのが 当たり前じゃないか そう思われるだろう でも、心も身体も 動かない 嫌いなんだ 顔も見たくないんだ そんな、わたしを 許して 罪悪感も 消してくれ

救いのない恋

なんども繰り返してしまう 戻ってはいけない旨に 気がつくと 唇を押し当てている 何にも救…

3

ひさしぶりの体温

慣れた肌 慣れた形 慣れた唇 だけど 体温を感じたとき 愛おしさが湧いてきた 好きなんだ…

5

ざらついた感情

あたしが会おうよって言ってるんだよ はい、だよね 今、色々あって、 感情がざらいついてん…

9

衝動

全てを終わらせてしまいたい衝動 これ以上考えても 気持ちの持ち方を変えようとしても 未来…

4

父の姿

生きてるうちには 会えないと 決めた夜もあった だけど また会えた 手を握り 体温を感じ…

6

ケーキの記憶

貴方は よくお土産に ケーキを買ってきてくれた 季節のフルーツが綺麗な色で 美しい あり…

8

確かな気持ち

夜桜が満開の夜 ふたりで桜の樹の下で お茶を飲んだ おやつも食べながら 桜を眺めていた 話す言葉も考えながら ぎこちないふたり 確かに恋をしていた 好きな人と見る桜は 毎年見ていた桜とは違う 花びら一枚、一枚に 目が止まる もう、 あなたと一緒の時に撮った写真は 一枚もない 心の中にしまっている