
出張ご飯#1_名古屋のモーニングは7:15にスタート
2025年は1月早々に出張や遠出が多い。
1週目は山梨、昨日は岐阜。
出張がない日も帰宅時間も遅い日が増えている。
今週はホルモンバランスも崩れていて、年始早々に心身がボロボロだった。
今回の出張の前日の夜、ぐったりと「明日も出張で帰りが遅くなる」と
夫に伝えたところ、
「泊まって、美味しいものでも食べて土曜にゆっくり帰ってきたら?」。
仕事の後に後泊なんてしたことがなかった。
土曜の夕方には我が家に人を招いて「家の教会」をする予定だ。
でも、本当に疲れているし、それはいいかもしれない、と
涙ながらに夫に感謝しつつ、すぐに宿泊先を抑えた。
出張先ではお昼ごはんを食べそびれたまま、17:30頃に名古屋に戻った。
そのまま帰路につく先輩とは別に私はもうひと仕事あったので、
今のうちに一緒に名古屋メシを食べよう!
と15分で味噌カツをかき込むアラフォー女性2人。
もっと素敵な感じに落ち着いて丁寧に生きたい。
打ち合わせを終えて、20:00頃にようやくホテルでベッドに寝転んだ。
やっぱり無理せずホテルとってよかった。
お風呂に熱いお湯を張り、湯船に浸かりながら、
名古屋のリベンジ飯を調べた。
味噌カツは食べたけど、15分で仕事の話をしながらかき込んだんじゃ
味がわからない!
ということで、土曜日はモーニングとひつまぶしを制覇することにした。
#名古屋モーニングでインスタ検索したら、Bucyo Coffeeが結構でてた。
並ぶくらい人気があるようだけど、ホテルからも近い。
7:15オープンなので、7:00に並べば、長くても30分くらいで入れるんじゃないかと見込んだ。
仕事がない日は遠足の朝のようにスッキリ起きられる不思議。
6:30から着替えて、6:45にはホテルを出た。
Bucyo Coffeeまでは徒歩15分くらい。
堀川という川沿いに歩いていく。


パリかと思った(行ったことないけど)
ホテルの最寄駅は国際センター。名古屋駅の隣だ。
お店や商業施設もあるけれど、名古屋駅よりは人通りも少なく、
静かで落ち着いているのかなと思う。
でも、それは、朝の時間帯や土曜日ということもあるかもしれない。

桜に見えるんだけど…1月は早すぎる。地下を温水が流れているのかな。

Bucyo Coffeeに到着したのはちょうど7時くらい。
すでに10人くらいお客さんが名前を書き込んでいた。
私も早速、名前を書いて開店を待った。
7:15の開店で、10分も待たずに案内してもらえた。
1回転目の一人。
名古屋でモーニングをするなら、ホテルの近くのカフェを選ぶ、
もしくはお目当てのカフェの近くのホテルを取ることを学んだ。

私が選んだのは小倉トーストときなこバターのダブルセット。

飲み物は愛知県産の国内紅茶にしてみた。
実は小倉トーストを食べるのは記憶がないくらい久しぶりか、初めて。
パンも食パンとカイザーという丸いパンの2種類を選べるのだが、
カイザーもなんだかよくわからないし、
こんなに甘そうなものがどっさり載った朝ご飯を食べられるか心配だった。
実際に食べてみると、カイザー(パン)自体は軽い食感。
小倉トーストのあんこも思ったより甘みが強くなく、さっぱりして
お豆の味がしっかり味わえた。
きなこバターも同じく、甘すぎない。
きなこの味、甘みと塩加減が程よく、思ったよりぺろりと食べられた。
紅茶も渋みが少なく、美味しくて、体も温まった。
滞在時間は長くても1時間以内!と注意書きにあるけれど、
確かに朝ご飯を食べるだけなら20分もあれば十分。
お酒の飲めない我が家のお土産に特製ジンジャーシロップを
500ml購入してみた。
注文後の待ち時間も入れて30分くらいの滞在でBucyo Coffeeを後にした。
時間はまだ朝8時。
チェックアウトの11時まではまだ余裕があるし、ゆっくりしようと
部屋に戻ってもう一度お風呂に浸かり、体を温めた。
至福。
お昼ごはんに食べるひつまぶしのお店を探しまくった。
美味しいお店はどこなのか。
有名どころは予約は取れなさそうだし、長時間並びたくない。
いろいろ調べたけど、結局、どこもきっと美味しいんだと思う。
あと私が気にするべきは値段と立地だろう。
私はあさイチ(10:30-11:00くらい)に予約が取れそうなところで、
ホテルもしくは新幹線にのる名古屋駅から近いところを探した。
見つけたのはホテルから徒歩8分の澤正(さわしょう)。
自分が想定していたのの1000-2000円位高かったが、調べたらどこも高い。
多分、物価高で価格も上がってるんだろうなと思う。
正直、やめようかなとも思ったけど、
今日は美味しいものを絶対食べて帰ると決心していたので奮発。

開店と同時の11時に入店。
実はわたしは人生の中ででそんなに鰻を食べたことがない。
食べたことはあるけど、
頻度が低いので食べたいもののレパートリーになかなか浮上しない。
だから、名古屋に来てようやく「うなぎ食べたいねー」になるくらいだ。
あと、鰻料理はタレに依存している気がして、「鰻食べたい」というほど
鰻の良さがよくわからないのだ。
そんな私が、今日は奮発してひつまぶしを食べる。
是非おいしいものであることを願う。

結論から言うと、想像していた以上に美味しかった。
まず、お吸い物の柚子の香りが高くて、幸せが広がった。
鰻はタレも美味しいけれど鰻のパリパリ感と脂の感じが絶妙だった。
バーベキューのときのような炭の香りもして、不思議と食欲が増した。
多分、鰻ツウの人はいろいろポイントがあるんだと思うが、
ここは私の「美味しさ」のツボど真ん中だった。
表面がパリパリサクサクして、身もしっかりある。
そして、薬味を入れたときに美味しさが一段と変わった。
わさびもとても美味しかった。
普段はツンとするのが苦手であまりわさびは使わないのだけど、
ほどんど使い切ってしまったほど、いいアクセントになっていた。
とにかく、ドンピシャだった。
脳内「孤独のグルメ」を演じてしまうほどに美味しかった。
今日ばかりは一人で集中して深く味わえること喜びを噛み締めた。
後でもう少しちゃんと食べログを読んだら、芸能人とかも来るようだ。
すぐとなりにホテルがあるので、立地が良いこともあると思う。
それにしても本当に美味しかったので、今度は夫と一緒に来たいと思う。
ところで、これは出張帰りの出来事。
やっぱり、夜は早く寝て、日中に移動するほうがずっと楽だ。
そういえば以前、CEOが言っていた。
「お金は数字じゃない。そのお金でどんな価値を生むかだ」。
お金を使ってはいけない、もったいない、という思考だけでなく
どんな価値のためにお金を使ったか、が重要なんだと思う。
今回、私も「仕事の後泊の宿泊費を自分で持ちたくない」と思った。
でも、結果的に、体をいたわり、美味しいものを食べて楽しみ、
心身ともに元気に帰ってくることができた。
宿泊せずに頑張って帰ってきたら、お金は残るかもしれないけど
心身の疲労も残っていたと思う。
私はいい投資ができたと思っている。
そもそも私の体調を気遣って、この機会をくれた夫に感謝しつつ、
彼の好きな赤福をおみやげに買った(三重の名物だけど)。
リラックスさせてもらい、心も体も元気になった。
さて、帰ったら、夕方には我が家に人が集まり、「家の教会」が始まる。
帰ったら掃除をして、みんなをお迎えしよう。