私にとってのシュタイナー教育/ホームスクーリング編
出産をきっかけに自然育児やオルタナティブ教育に興味を持ち、色々調べていく中でシュタイナー教育を知りました。 カナダに移住後、息子をWaldorf Schoolのプリスクールに通わせ、日本語でシュタイナー教育をしている親子教室にも1年通いました。イメージする通りの学校で、私はとても気に入っていました。 その後詳しくは↓の記事に書いてありますが、シュタイナー教育を離れホームスクーリングをする事になりました。
しかし完全に離れたわけではなく、特にホームスクーリング1・2年目はシュタイナー教育を自分なりに取り入れていました。
具体的には・・・
1.生活リズムを整える。(静と動の時間を作る)
2.できる限りスクリーンタイムをなくす
3.読み聞かせをしたり、外遊びの時間を作る
他にもシュタイナー教育と聞いて思い浮かべる事は実施してました。 そして、シュタイナー教育を軸としたホームスクール用教材(英語版)を購入し、それに沿ってホームスクーリングしようと頑張っていました。
教材自体はすごく良い物で、teacher's guideといって教える側の為のガイドもあり、1年を通してスケジュールがしっかり組んであるのでその通りにやれば家でもシュタイナー教育ができます。 しかし私は早々に挫折してしまいその教材を継続して使う事はありませんでした。
何に挫折したかと言うと、まずは下準備の段階で読み込む英語の文章の量・・・。
時間がかかっても読むことはできます。しかし、それを自分自身に落とし込みしっかり理解しないと、ただ単に読んだものを息子に伝えてるだけ。自分が理解してないものを息子に教える事ができるのか?と疑問に思ったから。 そして、私がやろうとしている事はシュタイナー教育を真似しているだけで、シュタイナー教育の本質から離れてしまうと気が付いたからです。
なぜ推奨されていないのか理由があり、そこが大事であっておもちゃを天然素材に変えたからOK!というわけではないですよね。 シュタイナー教材も同じで、それを使ったからといって本質を理解していなければ意味がない。なぜ今この年齢でこれをやるのか? その全てに意味がある。
そう思い、自宅でシュタイナー教材を使用しホームスクーリングをする事を止めました。
しかし、シュタイナー教育(幼児教育)というより哲学的な意味でシュタイナー教育には興味があるので、自分自身の為に本を読んだり、勉強会に参加しています。
補足:その英語で書かれたシュタイナー教材は、作ったのが元シュタイナー教員の方だったと記憶しています。 その教材はよくまとめられていて、本当に素晴らしいと思っていました。 なので、教材に問題があったわけではなく、受け取る側(私の知識不足や考え方)の問題で使用することを止めました。
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