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こころとからだ

こころとからだ


ホメオパスの通訳をしながら、もっとも強く感じていたこと


それは、こころと身体はつながりあっているということでした。

身体の症状だけをみて、原因が肉体的なものように思えても、どうしてそれが「今」起こったかという理由には、大きな部分で「こころ」の影響があると感じます。

肉体的な理由に加えて、「こころ」も症状を通して訴えかけることがあるように感じてきました。

私の「こころ」と「からだ」

ある時、私はとてもショックを受けることがあって、辛く悲しい気持ちでいました。

それでもなんとか同じように日々を過ごそうとしていました。

そして、帰宅して着替えようとかがんだ瞬間!
ぐきっと腰が痛み、それ以上動けなくなりました。

いわゆる「ぎっくり腰」です。

横になっていても痛くてたまらず、どうしようもなくて整形外科へ行きました。

整形外科では、淡々と「急性腰痛症、ぎっくり腰」であると診断を受けました。

1度でもなると何度も再発する、腰に負担がかからないように重々意識して生活するしかないと言われました。

効くか効かないかわかりませんという説明を受けたブロック注射をしぶしぶ打ってもらいましたが、残念ながら痛みに変化はありませんでした。

ショックなこともあったうえ、この酷い痛み。

踏んだり蹴ったり、泣きっ面に蜂の気持ちでした。

しかも、まもなくS先生が来日して通訳の日々が始まります。
ホメオパシーの診察ということもあって、誰かほかの人に頼めません。
通訳をするのに横になりながらというわけにもいきません。

一体全体、どうしたらいいんだろうか。
できるだろうか…不安な気持ちでいっぱい。

その当時、来日時にはS先生と一緒に朝9時から夜9時まで通訳をしていました。それが2週間続きます。

今回はどうやっても無理だろうな…
ひとまずS先生にこのことを連絡しよう。

S先生にメールするとすぐに返事がきました。

そうか!それはしんどかったね。
大丈夫だよ。あったらすぐに診察をしよう。
レメディを用意していくよ。

そう返信がきました。

お逢いした時、私は待ち合わせの場所に行くまでにヘロヘロでした。
腰が積み木みたいに崩れそうに感じていました。

S先生にお逢いして早々に診察を受けました。

ショックなことがあったこと、どんな時にぎっくり腰になったか。
どんな風に感じているか。どんな痛みか。

うんうん…そのショックな出来事のせいだね。
その出来事でその名の通り、腰に一撃を受けたんだろう。
腰が立たなくなる、まさに人生が立ち行かなくなるんじゃないかという気持ちがその症状に出たんだろう。

(英語でぎっくり腰は「魔女の一撃」と言います!)

偶然に起こったように感じていたぎっくり腰でしたが、S先生の説明をきいて、自分の気持ちがどんなものだったかに気が付きました。

こんな形で感情が思いもよらない症状に現れることがあるんだ…!

すぐに、レメディを処方してくださいました。

その場でレメディを飲むとそれから、すぐに私は座れるようになりました。

そして2週間、無事に通訳をすることができました。

全く痛まないわけではありませんでしたが、
少しも起きていられない状況からその日の内に一日中座って通訳ができる状況になったのは驚きました!

何より不思議だったのは、それを私は無理をしてやった感じはなかったことです。

こころからやりたいことをやっている喜びと共にエネルギーを感じていました。

それから10年以上経っていますが、整形外科で絶対に何度も再発するとあれほど脅されたぎっくり腰にはその後1度もなっていません。

子育て中の今でも、一度も腰が痛むことはありません。

きっとその時にS先生が出してくださったレメディが、その時の私の感情、こころを癒して、もうぎっくり腰に現れなくともいいように昇華されたのだと感じています。

そのショックな出来事についても、そんなことがあった、私は乗り越えたという気持ちがします。

もしぎっくり腰になっていなかったら、私はその時の感情を抱えたままだったかもしれません。

私の感情がぎっくり腰になって表れて、すぐにS先生にお逢いすることができて、レメディを飲むことができたからこそ昇華できたような気がします。

ホメオパシーはこんなふうに効くことがあります。

こころのケアをすること


何か大きな感情の動きがあったときには、出来るだけ早くその時にケアすることがとても大切だと感じます。

人生にはすぐに乗り越えることができないような、大きな出来事が起こることがあります。

そういった時には、目の前の日常をなんとかやり過ごすことで精いっぱいになります。
自分の心に目を向けることが難しいこともあります。

こういった場合には、一人で乗り越えるのはとても難しいものです。

ぜひプロの手を借りることをお勧めします。
カウンセリングやセラピー、グループワークが有効なこともあります。

感情を言葉にするだけで全く違います。
紙とペンを用意して、浮かぶがままに紙に書くこともとても助けになってくれます。

もし、身近にホメオパスがいたら…
きっと時間をかけて話をきいて、ぴったりのレメディを処方してくれます。

親身に話をきいてもらう、それも何よりも大切な薬になります。

何よりも大切なあなたのこころを大切にケアしてくださいね。

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