26.Degree,Diploma,Certificateの違い(備忘録)
現在の状況について
Degree、Diploma、Certificateについてだけ知りたい方は、こちらは読み飛ばして頂き、
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日系企業の駐在員の配偶者規定として「原則、現地での就労禁止」というのが存在します
要因としては、主に2つあり、
・そもそも就労できないビザを発行されて渡航している
・ビザの要件を満たしているが、会社の規定で就労を禁止している
何か問題が発生した際に、配偶者のことまで会社側は保障できない為、
働かなくても生活できる家族補助も出す分、働くなというものです
※現地就労ではなく、日本企業のリモートワークも原則禁止されています
周りにいる日本人に話を聞くと、様々な企業で、配偶者の就労が禁止されている話を耳にします
自分の場合も、ビザは就労できるものを取得しているのですが、会社規定で働くことが出来ず、現在はやむなく主婦をしています
海外在住経験と、家族補助を頂けるのはありがたいですが、
あくまで駐在員の配偶者に対するサポートは短期的なものになり、
長期的に見て、キャリアが断絶されることまで考えてもらえていないことが多いです
自分の人生やキャリアは、自分で守るしかありません
長期間の帯同の為、せっかくの海外勤務経験のチャンスを逃さない様に、
配偶者側の会社人事へ就労について今後交渉をする予定です
ただ、もう1つの選択肢として、時間と体力がある今の間に、学位取得を検討しています
現地の大学へ行くとなると、ビザを再度取得して入国しなければならず、配偶者の勤務先の周りで行ける大学と選択肢がかなり狭まってしまいます
けれども、オンライン留学であれば、今の環境のままパソコンさえあれば、どこの国へでも留学することができ、今の自分には非常に好ましいと感じました
調べている中で、Diploma、Certificateと、なんとなくわかるようでわからない、聞きなれない言葉が出てきました
何も知らずに学士を取ったから次は修士と、
学位を取得するしかないと思っていたのですが、
よく調べてみると、より自分の希望に近いものの可能性が出てきた為、備忘録がてら残しておきます
恥ずかしながら社会人になるまで、良い企業に入る為に良い大学に行くと思っており、
親や先生の言われるまま、大学受験をして、大学を卒業し、
そもそも学位とは何かについて調べたり、博士課程を取得することを考えたことがありませんでした
有名な偏差値の高い大学に行けば、幸せは約束され、将来は安泰なのだと信じて疑いませんでした
今一度、自分のやりたいこと、自分に合った働き方、自分の強みと弱みも加味して、キャリアプランを設計す為に、整理をしていきたいと思います
出来る限り調べていますが、間違っている内容や足りていない情報もあると思いますので、
知見のある方は、ぜひ補足情報等、積極的にコメント頂けるとありがたいです!
Degree、Diploma、Certificateとは何か
一言で端的に言うと、いずれも「高等教育機関が提供するもの」に分類されます
そもそも高等教育とは、「学校を卒状した後の第3レベルの教育」のことで、
大学だけでなく、法律、神学、医学、ビジネス、音楽、芸術などの分野を準備するさまざまな専門学校や、教員養成学校、短期大学、工科大学も含まれます
日本の高等教育機関に関して、
日本法令上では、残念ながら高等教育機関に関わる定義はないようですが、
「高等教育の資格の承認に関するアジア太平洋地域規約」(通称:東京規約)では、以下が高等教育機関とされているようです
・大学
・大学院
・短期大学
・高等専門学校及び専門学校(農業大学校を除く)
・省庁大学校たる国立看護大学校、職業能力開発総合大学校
・水産大学校
Degree(学位課程)
・Diploma(修了認定課程)と同様に一定レベルの教育を修了した事を示す証明書
・大学、大学院から、特定の科目を研究する学生に授与する
→卒業論文が必要
→論文指導がある
→1つのテーマを数年間にわたって徹底的に研究し、大学の講義に出席してそのテーマについてできる限りのことを学ぶ
・実践的というよりも、より理論的な知識が必要になる
・選択した専攻に加え、数学や科学などのコースも含む一般的なクラスも受講する必要がある
・学位の主な種類は、準学士(Associate's)、学士(Bachelor's)、修士(Master's)、博士(Doctor of Philosophy - phD)で、一部リベラルアーツ学士号、経営管理の理学修士号、応用芸術準学士号などがある
・博士課程に進みたい場合は、こちらを選択する必要がある
→博士課程に進むためには、必ず修士の学位と、論文の提出が必要となる為
・選択した専攻に加え、数学や科学などのコースも含む一般的なクラスも受講する必要がある
・最低要件として、下位の学位
学士:高校卒業
修士:学士
博士:修士
・必要コストが高い
まとめ
・Diploma(修了認定課程)と同様に、単位の取得は必須であり、特定分野の一定レベルの学習を完了したことを意味する
・Degree(学位課程)と違って、1つのテーマに対して数年間徹底的に研究する
→卒業論文が必須であり、論文指導もある
→専攻以外の授業も取得する櫃がある
→取得までに時間を要する(目安として1~4年程度)
→実践的というよりも、理論的な内容が提供される
・自分のキャリアプランと比較して、学士、修士、博士といった学位が必要なのであれば、こちらを選択する
Diploma(修了認定課程)
・Degree(学位課程)と同様に一定レベルの教育と実務経験を示す証明書
→海外の一般的な学校では、中学から大学までの間に、それぞれ必要な過程を履修した生徒が取得できる「卒業証書」の扱い
・Degree(学位課程)から卒業論文を省かれている
→実務の為、修士課程相当の専門職教育やリカレント教育を行う場合など、科目履修が教育課程の中心で博士課程への進学が不要な場合に提供される
・単位の取得は必要であるが、論文指導がなく、ディグリーの半分程度の期間で終了できる(目安として1~2年程度)
・特定のキャリアに関してより具体的であり、達成までの時間が短縮され、より多くの職業経験を提供される
・大学のコースに登録する前に、ディプロマ コースと自分のキャリアプランが合っているかを確認すると、選択齟齬を少なくできる
・修士課程で履修した際は、Postgraduate Diplomaという証書が与えられる
・欧米社会では大学院が提供するDiplomaは、かなり定着しており、
履歴書には、Postgraduate Diploma(PgDip)と記載され、
英国では修士と同格のレベル7になる
・Diploma取得者のキャリアオプション具体例として、
給与管理者、グラフィックデザイナー、看護師、カウンセラー、教育管理者など
・最低要件として、高校卒業が求められる
・学位取得に比べて、定額に抑える事が出来る
まとめ
・Degree(学位課程)と同様に、単位の取得は必須であり、特定分野の一定レベルの学習を完了したことを意味する
・Degree(学位課程)と違って、卒業論文が無く、より実践的な職業経験と実践経験が提供される
・就職準備がすぐに整う
Certificate(履修証明課程)
・特定の課程や科目を修了して得た知識や技能を習得して取得する、「認可証や免許状」を指す
=特定の学位には結びつかないプログラムの完了のこと
・2年制の大学や専門学校、コミュニティカレッジなどから、3ヶ月から1年程度で証明書を取得できる
・特定のスキルに関するコースを修了して、「修了証書」として授与される
→学位論文は無し
→単位の取得は必要なし
・日本国内でも文部科学省によって運用が開始されており、120時間もしくは60時間といった所定時間に相当する体型的なカリキュラムを履修することで取得できる
・60時間というと、一般的な大学授業の3科目分に相当し、何か1つのテーマ(デジタル変革、マーケティング戦略等)に焦点を当てた学修を行った(単位取得は必ずしも必要ではありません)ことを証明する制度
・履歴書には、Postgraduate Certificate(PgCert)と記載できる
・一般的な証明書には、Web開発、HVACスペシャリスト、プロジェクト管理、美容学などが含まれる
・証明書のタイプは、学術証明書と法的証明書がある
学術証明書:特定の関心分野のコースまたは認定プログラムを完了した学生に与えられ、学位には繋がらない
法的証明書:ネイリストや美容師等、特定の職業で働く事を法的に証明するもの
まとめ
・特定のスキルに関するコースを修了したことを証明するもの
用語の違い
University:学部プログラムと大学院プログラム両方を提供する大規模な機関
College:コミュニティカレッジ、専門学校、リベラルアーツカレッジを指す
準学士(Associate's):
学士(Bachelor's):
修士(Master's):
博士(Doctor of Philosophy - phD):
Postgraduate:
大学院や大学研究科を表現するときに使われる
アメリカでは"Graduate school"と言われることが多いが、オセアニアやイギリスの英語圏では、"Postgraduate"がメインで使われる
Postgraduateの学位というと、大学院の卒状証書から修士号、博士号まで全て含まれる
参考
・Britannica
・nidirect government services
・indeed
・UNIVERSITY OF THE PEOPLE
・BestCollege
・高等教育資格承認情報センター
・留学くらべーる
・名商大ビジネススクール