仕事のこと②
老健で働いてます。そんな中で思う家族の在り方について。
1.いつまでがんばる?
介護老人保健施設はあくまでも在宅復帰を目指す通過施設で、終の住処ではありません。ただここ最近は特養化と言われる老健も増えていて、在宅復帰を希望していなくても入所してくるケースはどんどん増えています。
ご自身が施設生活を納得して入所されていれば良いのですが、そうでない場合帰宅願望が強くなります。
ここで家族の方が「在宅介護は無理だ」と公言していればそうでもないのですか、意外と多く見られるのが在宅はまったく考えていないのに「がんばってリハビリすれば帰れるよ」と言い続けているケースです。
2.終わりが見えないほど辛いものはない
家族の在り方は様々なので、口を出す権利もないですが、90過ぎの方に頑張り続けさせるのって酷だなぁと思ってます。もう充分がんばってます。
在宅復帰条件をクリアしても結局はなんだかんだ理由をつけているので、本人も「早く帰りたい」と言い続けます。
3.介護に正解はない。
だいたい認知機能の低下が著明にみられるのが、家族の本音を隠して、本人に希望を持たせようとするケースですね。
在宅介護を拒否していることを知られたくないのかもしれませんが、もし穏やかな施設生活を望まれるのであればこの方法はあまり勧められないです。
良好な家族関係の家だけではないと思います。ただ老健は3ヶ月に1回プランを見直してご家族に説明が必要なので、その都度在宅を勧められるのが煩わしい(在宅介護を本音は拒否している)場合はあまりお勧めの施設ではないですね。
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