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是枝裕和☓ジュリエット・ビノシュ 2011年初対談公開中!

是枝 いきなり本質的な話ですけど、ビノシュさんが役を演じるときに自分の実体験や実生活での記憶を重ね合わせることはどのくらいありますか。

ビノシュ いつもよ。想像力も使いますが、私自身の感覚的な記憶や感情的な記憶も含め、時間と空間の3つのレベルを総動員して演じているという感じです。

現在公開中の是枝裕和監督最新作『真実』。その制作のきっかけとなったのは、2011年1月28日に東京・南青山 スパイラルホールで開催された「Co Festa2010劇的3時間SHOW──是枝裕和☓ジュリエット・ビノシュ対談」でした。「女優とは何か?」「演じるとは何か?」という、『真実』のテーマとも深く関わる貴重なやりとりが記録されたその対談を、是枝裕和特集号を発売中の雑誌『SWITCH』のONLINEにて特別に公開します。

ちなみに私はそのトークイベントを実際に見に行って、数年後に是枝裕和対談集『世界といまを考える』の企画・編集を担当した際に、収録させていただきました。自分が大学生のときに初めて購入した『SWITCH』はジュリエット・ビノシュ特集号だったので、そのビノシュさんとメールで直接やりとりして掲載の許可をいただくことになったときは、さすがに興奮しました(笑)。


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