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我が「トーマの心臓」譚(連載No.4)-純愛信仰と信仰弾圧の中で起きた『殉教』(スケープゴート篇)

doxaによる黒ミサ、黒ミサによるdoxa
スケープゴート

doxaによる黒ミサ、黒ミサによるdoxa
スケープゴート
scapegoat
いけにえの山羊(やぎ)の意。出典は旧約聖書『レビ記』。⇨贖罪(しょくざい)のためやぎに罪を背負わせて野に放ったという故事からこの言葉が生れた。転じて,現在では民衆の不満や怒りの解決のために,代りに攻撃の標的とされてしまう者,集団,国,民族などのことをいう。ナチスが民衆の不満をユダヤ人への憎悪攻撃に転嫁,解消したのはこの典型的事例である。

『ブリタニカ国際大百科事典 電子辞書対応小項目版』 Britannica Japan Co., Ltd./ Encyclopaedia Britannica, Inc.

doxaによる黒ミサ、黒ミサによるdoxa
スケープゴート【scapegoat】
(聖書に見える「贖罪の山羊」の意)民衆の不平や憎悪を他にそらすための身代り。社会統合や責任転嫁の政治技術で、多くは社会的弱者や政治的小集団が排除や抑圧の対象に選ばれる。

『広辞苑 第六版』 岩波書店

doxaによる黒ミサ、黒ミサによるdoxa
scápe・gòat〓
―n.
1 他人の罪を負う者,身代わり,スケープゴート:〓
2 〖聖書〗 贖罪(しょくざい)のヤギ:古代ユダヤで贖罪の日(Yom Kippur)に荒野に連れ出され,アザゼル(Azazel)に供されたヤギ;祭司長が人々の罪を象徴的にその頭に負わせてから野に放した. cf.〖聖書〗 Lev.16:8,10,26.
―v.t. …に罪[責任]を転嫁する.
[1530]
scápe・gòat・er
―n.

『ランダムハウス英和大辞典(第2版)』 小学館

贖罪の日

【注意】「自由の相互性〈相互愛〉」の【理性、叡智、聖戦】と「スーパーフリー思想〈一方的自由の陰険〉」の【傲慢の大罪、欲望の美化、冒涜の賛美】

「doxaによる黒ミサ、黒ミサによるdoxa」の在り方の基本中の基本「生きてるだけで丸儲け」
それは芸術〈
パウロの手紙に見られる信仰希望の3つの徳の対神徳〉の贋作
「特権階級」の在り方

「特殊詐欺師(特権階級社会〈カトリックロゴス感覚へ敵対する権威付けシステム〉)」とは端的に指摘して「頭の悪い人間」の「権威付けシステム」である。
もっと簡単に言うと「馬鹿に権威付けするシステム」のことを言う。
それは「宇宙飛行士」の選考や「様々な勲章」の受賞のことを言うのだ。
芸術〈パウロの手紙に見られる信仰希望の3つの徳の対神徳〉とは「カトリックロゴス感覚(Holy Communion)」として存在する。
そしてその権威は最高善の神によってしかありえない。
しかし例を挙げれば新海誠監督が受賞した文化庁芸術選奨は文部科学大臣が賞を授与する。
それは芸術〈パウロの手紙に見られる信仰希望の3つの徳の対神徳〉が最高善の神によってありえる権威なのに対して、芸術選奨が「国家機構」によってあたえられる権威でしかないことを示している。
「芸術〈パウロの手紙に見られる信仰希望の3つの徳の対神徳〉の権威」は最高善の神によってしか与えられない。
しかし新海誠はいくら芸術選奨を受賞したと吹聴しても「特殊詐欺師(特権階級社会〈カトリックロゴス感覚へ敵対する権威付けシステム〉)」でしかないのだ。
それは明らかな「芸術〈パウパウロの手紙に見られる信仰希望の3つの徳の対神徳〉の贋作」を意味している。
「芸術〈パウロの手紙に見られる信仰希望の3つの徳の対神徳〉の権威」が最高善の神によってしかありえない「最高善の神の王国(真の世界)」はある。
その「最高善の神の王国(真の世界)」において「人の世」の「現実の世界」は〈国家機構や財団、国際機関〉により「全て」の「権威付け」が為される。
それは「人の世」の在り方と「最高善の神の王国(真の世界)」の在り方の「虚実」である。

きょじつ【虚実】
文学論の用語。時代により人により,真実(事実)と虚構,真実と虚偽,実体と表現,写実と虚構など,さまざまな意味に用いられる。もと中国の詩文書画論などに用いられた語で,日本では歌論,俳論,浄瑠璃論,物語小説論などに広く用いられた。談林俳諧では実よりも虚を重んじ,芭蕉は虚実を止揚し一元化した境地を重んじ,各務支考(かがみしこう)は最も組織的に虚実論を説いている。近松門左衛門の虚実皮膜論は有名。藤原定家の歌論や世阿弥の能楽論に説く「花実」の語も「虚実」と似た概念をもつ。

『ブリタニカ国際大百科事典 電子辞書対応小項目版』 Britannica Japan Co., Ltd./ Encyclopaedia Britannica, Inc.

きょじつ‐ひまく【虚実皮膜】
(近松門左衛門の語。「難波土産」に見える。「皮膜」はヒニクとも読む)芸は実と虚との皮膜の間にあるということ。事実と虚構との中間に芸術の真実があるとする論。

『広辞苑 第六版』 岩波書店

虚実(キョジツ)
漢方医学の用語の1つ。生体が外乱因子によって歪みを受けたとき,その修復反応のために動員された気血の力によって低反応型と高反応型とに分かつ考え方。実とは修復反応の場が気・血に満ちている状況で,虚とは反応の場における気・血の力が乏しい状況。この反応様式は,生体に加えられた外乱因子の力と,生体全体の気・血の状態により規定される。
(261001)

『医学書院 医学大辞典』 医学書院
  1. 【火と洗礼】信仰の火(信仰の光の道)の在り方

  2. 【平和にあらず】分裂は「唯一性のペルソナの確立(信仰から形成されるオリジナル)」の在り方

  3. 【時の徴】デマゴーグ(doxaによる黒ミサ、黒ミサによるdoxa)の在り方とイマーゴ(真善美の回復)の在り方

「doxaによる黒ミサ、黒ミサによるdoxa」は「カトリックロゴス感覚(Holy Communion)」に対して「神演出(敵対による見世物〈ショー〉」を形成する。
それは「doxaによる黒ミサ、黒ミサによるdoxa」が「見世物」であり「カトリックロゴス感覚(Holy Communion)」は「ペルソナ(自由の相互性〈相互愛〉)」が演じる「演劇」であることを示している。
「見世物」と「演劇」の違いはテレビ局(TBSなど)のそれぞれの理念の有無を見るとよく理解できる。
最高善「演劇(自由の相互性〈相互愛〉)」を放送するテレビ局はTBSである。
多分その理念(自由の相互性〈相互愛〉)の有無に違いがあるだろう。
TBS今道順三とジョン・F・ケネディの関わりが大きかったとも想像される。
理念(自由の相互性〈相互愛〉)の有無が大きかったのだ。

つづく


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