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アーティチョークと卵泥棒

 マルシェの八百屋さんで、季節ハズレのアーティチョークが売られていた。私は、アーティチョークが大好き。なんだろう?蕗のとう、筍、あぶらこし、タラの芽系の味。フランス人も大好き!

 アーティチョークを茹でて、ディップとして、マヨネーズを作らなきゃ。フランスの八百屋さんでは、卵を売ってる。そして、かなり新鮮。私は、時々、フランスでも、産みたて卵で、卵かけご飯にするほど。ただ、良い子は真似しないでね…。完全に安全な卵は日本だけ。だけど、マヨネーズも生卵をつかうんだけどね。
 
 そういうわけで、八百屋さんで、茶卵を買った。いつもは、マイ卵ケース持参なんだけど、アーティチョークのために急遽必要になったから、八百屋のおじさんがお店のに入れてくれた。

緑色のが、マルシェの八百屋さんがくれた卵ケース。どっかのスーパーの物の再利用。スーパーの紙をはがしてある。茶卵が新鮮卵。左が、このスーパーの本来の卵ケース。マルシェの卵買う時用に、卵パックは捨てずにとってあるの。もし、このスーパーの卵ケース持って行って卵買ってたらと思うと…。ちなみに、紙の残りから、このスーパーのパックではないことが判明!冤罪は回避できる!

 そしてマルシェでお買い物パンパンバッグを持って、スーパーに行って、牛乳を買ったの。

 レジが終了し、スーパーの無人レジの監視員が近づいてきて、バッグの中を見せてと言われちゃった…。本当は大きいバッグは入店前に預けるんだけど、忘れてた。時々、高校生とかは見せてと言われるんだけど、ちょっとパニック。初体験。小さい声で、「マルシェでお買い物してきた帰りなんです」と答えた。でも、頭の中は、今日に限って、八百屋のおじさんに、「ブブレチケット?」て聞かれ、カッコつけて、「ノン、レシートいりません」って答えて、八百屋のレシート持っていない…。

 また、何故か、この日は有人レジは長蛇の列で、無人レジは私しかいなかった。

 バッグの中を覗いて、警備員のお兄さんは、卵パックを持ち上げ、「これは、どこで買ったのか?」と聞くので、マルシェで買ったと答えると、怪訝そう。そこで、アフリカ系のお兄さんに、「フランスでは、マルシェの八百屋さんで、新鮮卵が買えるのよ」と教えた。「ほお、ここで買ったのではないんだね」と言って、許してくれたけど、私の不満は少し残る。いつも来ているスーパーなのに…。この私を疑うなんて。

 だって、卵6個万引きするために、卵パックの紙を外す巧妙な手口の万引きマダムなんて、フランス人でもいるだろうか?

 昨日、日曜日の朝、茶色のシャンピニオンが欲しくて、またスーパーに行ってしまった。顔見知りの店員さん達がボンジュールって挨拶してくれる。みんな、私が卵泥棒の疑いをかけられたことを知ってるのかなあ?

 早朝なので、無人レジのお客さんは私を入れて二人、若い警備員のお姉さんは、私を素通りし、隣のお客さんのレシートと品物をチェックしている。朝から飲んでいそうな金髪マダムが、ドライジンを5、6本購入中。無人レジの警備員は常にお仕事していないといけないのね。多分、日本でも無人レジでのごまかしが多くなったという記事読んだけど、フランスは何十倍もおきてそう。マルシェの帰りは、1回、荷物をアパートに置いてから、面倒くさがらずにね。

 そういうわけで、ほろ苦い思いの新鮮卵で、マヨネーズ作りました。

アーティチョークは、葉の根元を食べるの。だけど、一番好きなのは、土台部分。

 アーティチョークは、茎を手で折り、塩水から30分ゆでるとできあがり!新鮮卵は卵黄をかき混ぜ、私は、マスタードも入れる。かき混ぜながら、油を糸のようにたらし入れて、固まったら、塩、レモン、ワインビネガーをお好みで。

お野菜たっぷり生活してます。

エピナールはほうれん草。私、走ると貧血になりやすいので、ほうれん草は毎日たべる。ほうれん草は、日本より安くて甘くて肉厚。
生で食べる、マッシュは、日本ではみたことなかった。大好き。

 生まれて初めてのスーパーの警備員からバッグ検査を受けた記念に、初めて、AIにイラストをオーダーしてみた。こっちのAIは、私の日本語を英語に訳してからイラストにしたせいかもしれないけど、最初は、イラストの人物が、ヨーロッパ系の顔だった。そこで、アジア系にしてと指示してできたのが、このイラスト。


AIはイケメンしか描けないのかも…。こんな検察官だったら、卵どろぼうの疑いをかけられてもいいというオーダーではないです。単に、検察官とオーダーしただけなんだけど。