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赤とんぼの正夢

 天気が良かったので、連休2日目は登山に出かけた。去年の5月以来の日本の山。赤トンボが無数に飛んでた。そう言えば、昨夜、赤トンボの夢を見た。大きな赤トンボの写真を撮ろうとした。〇〇のために頑張って撮ろうとした。でもなかなか撮れないという夢。何のために撮ろうとしたかは覚えていない。
 

無数の赤とんぼが飛んでる

 赤とんぼは、人がくると、枝とかに止まり静止する。うまく写真に撮れない。写真を撮ろうとしたのは、「あっ?夢と同じ」と思って。夢では、なんのために撮ろうとしたんだろう。山に赤とんぼが群舞してるって全く知らなかった。

 昨年八月九日にフランスに行ったはいいけど、二九日まで、バカンスで閉鎖され職場に入れなかった。それで、パリに3日だけいて、パリリヨン駅から、シャモニーモンブランに行った。

モンブランだよ。写真を撮ってくれたのは、低地ギャグをかますオランダ人

 2週間近く、一人でシャモニーの山々をトレッキングしながら、フランス語の練習する予定だったけど、話しかけてくれたり、グループに入れてくれるのは、社交的なイギリス人グループが多かった。
 山小屋では、1人できているフランス人の男性が2人いた。おそらく、40代と50代。

氷河の横のアルベールプルミエ山荘の窓から。

 だいたい、みんな家族やグループできてるから、1人登山の宿泊客は私たち3人だけ。でも、家族主義のフランスで1人登山してるフランス人は私と同じコミュ障。私達3人話したいんだけど、話せなくて、でも、なんとなく気持ちは通じ合う。
 朝ごはんの食べ方がわからなくてちらっとみると、窓から朝日をみてるふりの重いコミュ障さんがやってきて、無言で教えてくれる。夕食のテーブルは、軽いコミュ障さんが、「ラメさんの名前はここにあるよ」、重いコミュ障さんが、8個ある2段ベッド、どこにするか選んでと目を合わせず尋ねる。「夕陽が綺麗な窓側の上にする」。私達3人は、恥ずかしがりやの中年。本当は話したいのに話せない…。
 
 今日も山道で、熊よけ鈴の音が聞こえるだけでドギマギする。誰かくる、挨拶しないとと。実は、私は、職場の廊下で向こうから誰かがくるだけで緊張して身体が硬直し、時に卒倒しそうになる。高3からこの症状が出た。高校と同じような長い廊下じゃないと起きないけど…。
 1人登山でも、挨拶は苦手。日本の登山する人はしっかりしていて会話能力高すぎる。だけど、赤とんぼに会いに明日も行こうかな。明日はロッククライミングしにね。私は、熊よけの鈴をもたない。なぜって、熊より人間の方が怖いから…。

街の奥の濃い青の部分は日本海


白山だよ。前は、西に白馬山脈が見えたんだけど、今はブッシュで見えず