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マルシェドノエルの真ん中に住んでみて

 ヨーロッパの街は暗い。特に冬は朝は8時半過ぎに明るくなり、夕方4時半には日が暮れる。でも、私の街は、11月24日から、12月24日まで、街中、イルミネーションで明るくなる。

 奇しくも、クリスマスマーケットの中心に住むことになった。このモミの木は、トラックで運ばれてくる。だから、12月24に閉ざされたクリスマスマーケットも寂しいけど、モミの木が撤去される年明けはもっと寂しい。

この運河の中、半径2キロが全てクリスマスマーケット。今日は、3箇所回った。今年のバンショーは、カラスのタンブラー。おすすめエリアは運河のそばのマルシェオプワッソン広場。生演奏があっていい。

 去年は、夜な夜な、みんなで飲み歩いた。普段飲まない友達も、マルシェドノエルだけは別バラ。そんなに、バンショー(ホットワイン)はアルコール度数は高くないけど、順々に奢り合うので、4人いると、4回おかわりすることになる。夜店回りも楽しい。仙台の七夕祭りに似てるかも。カロリンは、南仏に転勤したし、友達は、今、ナントにバカンス。もう一人は男性だから、二人になると気まずいし…。 

 やっぱり、日本に戻っていたこの3ヶ月は長かった。どんどん変化する。私だって、慣れない日本の生活で頑張ったんだけど。日本では、セロトニンもドーパミンも出ず、ストレスで自律神経失調症になりながら、毎夜2時、3時まで仕事したのも、お正月休暇を1週間前倒しにするため。

 

デパート クリスマス前の最終日曜日は、お店は開いてる


バカラのイルミネーション


ジムの帰り道

 永遠じゃないから、美しいってわかっているけど、終わりがわかっているのが寂しい。去年は、この時期、終わりではなく、ほとんど始まりだった。だって、このアパートに入居した翌日に、モミの木がクレーンで設置されたから。