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#83【パニック障害】怒りをバネにしたら

朝の「やってられるか」精神のまま出勤。もうどうにでもなれ。てんでやる気なし。他の人なんて知ったこっちゃない。自分の仕事だけすりゃ良いんだよ。

送迎の助手として乗車。ドライバーは事務所のスタッフ(最近入ったおっちゃん。あんまり自分から話さないタイプの人)。業務時間が若干早いシフトだったので、遠い便の送迎である。

利用者を迎えに行くまでの道中、どーでもいい話(私からひたすら喋っている(笑))をする。利用者と会話をするのが面倒だとか、私は実はこの仕事向いてないとか…単なる私の愚痴を聞いてもらう時間になった(笑)。

おっちゃん笑ってた。「(この仕事向いてないとか)そんな風に見えないですけどねぇ」と。一応謝罪はした。朝から愚痴を聞いてもらい、あーだのこーだの喋りすぎたので。でも「いやぁ、面白いですよ♪」「全く無言のまま走るより良いです」と。

…ん?スタッフによっては喋らない人もいるの?きつくないそれ?と思ってしまう。助手は利用者の介助はもちろんだが、ドライバーが安心して運転出来る様に、曲がる時の巻き込み確認とか、利用者との会話を運転中に極力しなくて良いように(運転に集中して欲しいので)コミュニケーションを取るとかが大切かなと思っている。

利用者が乗り始めたらビジネストーク開始(笑)。そりゃあスイッチ入ったら仕事しますよ?体調の確認、天気の話、その方が興味のあるものはリサーチ済なので、車内は大盛りあがり♪

勢いがつけばそのまま走り抜けるのみ!施設に戻ったら欠員の中フロアリーダー。今日はトイレが頻回な利用者と、耐久性の低い利用者が多い日。経管栄養の利用者もいたので、隙あらばトイレ介助、ベッド臥床(寝かせる事)。

自分でも怖いくらい脳内がフルスロットル。いわゆる「ゾーンに入った」状態。テンションも高い。ヤバい。躁状態に近い(なったこと無いけど)。利用者へのノリが軽く、ひたすら笑いを取りに行っている。

昼休憩の後も監査前の書類整理に入り、思った以上にはかどった。

怒りをパワーに変えるのは、イモトアヤコの登山の時と同じだな。むかつく!と言う気持ちが突き動かしてくれるのだろう。なんとか「行きたくない病」を跳ね除けられた気がする。

良かった…きっと朝の愚痴が良かったんだ。やっぱり吐き出さないとダメなんだなぁ(^_^;)。

と思って一息ついた時、フロアにいたスタッフから「スタッフで動ける人いたのに、リーダーが指示出さないから、書類業務全くできてないんですよ」「リーダーもサブリーダーも全然指示出さないから、みんなバラバラの動きなんですよ」とブーブー。

おいおい、リーダーは坊っちゃんやないかい!副主任頑張れよ!優しさだけじゃ仕事務まらんぞ(´・ω・`)。

…この仕事向いてないと思いつつも書類整理を止めてフロアに出る。リーダーとサブリーダーは車出しでいなくなったので、代わりに指示を出す。

排泄チェックで終わっていない利用者の介助、フロアの見守り要員、トイレの消毒やベッドの片付け、帰りの会に利用者を集中してもらえるよう声かけ等、それぞれ手の空いているスタッフにお願いする。

ほら、ある程度落ち着いたじゃん♪連携プレー大事ですよ!

帰る前に利用者に挨拶したり、カラオケを褒めたり、握手したりして笑顔で送り出す。

あ~終わった。勢いって時には必要だな。また病が出たら怒りを糧に乗り越えるか。…怒りがある時点でどうかと思うけど。

いつまで持つのか私のモチベーション。

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