好きときらいがはっきりしている
私ははっきりしている。
好きときらい。
きらいだともうだめ。
本当にいや。
顔にも態度にもだすし、良くないことはわかっている。
大人なので、一応ある程度は我慢しているつもりだが、
まあまあ、はっきりしている。
何回も同じことを言われるのもいや。
だから、何回も言ってるではないか、と思っていやな態度をとる。
これをしないでほしい、と従業員に伝えても
勝手なことをすると、それはしないでとはっきりその場で強く言う。
メモを取るようにいってるのに、とらずに何度も同じ間違いをする。
違うと、メモを取りましょう、とはっきり言う。
これは昭和の考え方で現在ではだめなことなのか。
私は大人げないのか。
だめなものはだめだし、やめてと言っていることを守れない方がわるいと思うのだが、
ダメだといったことで、なぜか罪悪感を抱き、
嫌な気持ちになる。
複雑な心境。
子育てをしている親はしかる。
いや、怒るが多いのかもしれない。
それは、感情的に怒っているから、しかるとはまたちがう。
しかるとは。
間違いをただすのだと思うのだが、それは感情的に言ってはならないのか。
それをうまく冷静に落ち着いて言えればみんなが楽だと思うが、
人間とは感情のある生き物だから、
喜怒哀楽それぞれの感情表現で生きている。
私は感情表現が豊かなのだと思う。
良い意味でも悪い意味でも、
感情というのは、うまく表にだし、うまく裏にかくさなくてはならないのだな、と思いながらも、うまく表現はできない。
人間ですから。仕方ありません。
体臭のつよい従業員がいる。
香りを楽しむ商品を扱っているため、
気を付けてほしいと思うのだが、どう伝えるか悩んでいる。
それに関しては、ナイーブなことなので、
顔や態度にはもちろん出さないし、
本人にどう伝えるかはずっと悩んでいるが、きっと伝えることはないと思う。
本人にとっては、悩んでいることかもしれないし、
気づいていないかもしれない。
ただ、接客中に外国籍のお客様がその従業員を
くんくんかぎだした。
ひやっとした。
あまりにも気になるいやなにおいだったから、なんだろうと思って
悪気なく嗅いだのだと思う。
まるで、犬がクンクンするようにかいでいた。
その従業員も驚いた顔をしていたが、
きっと気にしているのだ、という感じがした。
だから見て見ぬふりをしておいた。
でも、少し気を付けてといっておけば、
お客様からそんなクンクンの洗礼をうけなくてすむかもしれないから、
それであれば、すこしやわらかく伝えた方がいいのか。
ナイーブなことなので、なんともいえない。
とはいえ、自分で気づいていないだけで
私も加齢臭が始まっているかもしれないので、
これから暑くなっていくので十分に気を付けていこうと思う。
これもエチケット。
私は、なんでもものすごく気にする。
人の気持ちや思いだけでなく、
飲食店にいけば、知らないお店だとすぐに閉店時間を調べて
早めに退散するようにする。
店員さんの手を煩わさないように、
お皿も隅によせたり、滞在時間に合わせて注文もする。
喫茶店で仕事をしていても、少し時間が長そうであれば、
コーヒーや紅茶を2杯3杯頼むようにしている。
あまり、すみませんと呼ぶこともしない。
今なにか仕事をしているかもしれないから、
周りをよく見て手の空きようによって声をかける。
海外では、すみませんなんて自分中心で店員さんを呼ぶと
本気で怒られる。
それぞれ、担当があって、しかもちゃんと状況に合わせて現場をまわしていて、順序良く客のタイミングをアイコンタクトで読み取るのだ。
日本は、好き勝手にすみませんすみませんと呼ぶが、
本当に自己中心的なおきゃくさまだな、と思ってしまう。
だから、チェーン店なんかにいくと、
若いスタッフはすみませんとよばれないと仕事をしない。
呼ばれるまで、気づこうとしない。
アイコンタクトをおくっていると、じろじろ見るなという風にとらえられている。
ちがうんですよ。
だから、あまりそういうお店にはいかないようにしている。
すみませんといえば、なんでもいうことを聞くと思っているのか。
お客様がえらそうなのは、日本くらいじゃないのかな。
あとは、スーパーやドラッグストアで多いと思うのが、
店員さんが通るときのすみません。
ちがうのよ、お客様は、あなたのお店の商品を見て買おうとしているのよ、それが優先なのよ、あなたの陳列やその道を通ることを邪魔しているわけじゃないのよ。
すみません、通りますではなく、
できる限り遠回りしてでも、お客様をさしおえてまで自分のことを主張しようとしないこと、と思う。
道はそこだけですか。
陳列作業とかそれを今すぐしなくてはならないのですか。
買い物中のお客様が譲らなければならないとかおかしいでしょ。
日本は店内も店外も道も家も店舗も、いろんなことが狭く小さいから
工夫しなくてはならない。
そして、優先順位もよく考えなくてはならない。
でも一つ言えることは、えらそうにしてはならない。
これは私も十分に気を付けなければならないことだと思っていて、
えらそうな態度は損だからだ。
えらそうな人にだれが優しくするのか。
えらそうな態度をとられると、相手もそれなりの対応しかしてくれないからだ。
お店の口コミで、店員の態度が悪かった!
というのを見ると、あなたは態度が最高によかったのですか、
と笑ってしまう。
店員さんも人間なので、偉そうなひとにはそらそういう態度になってしまうし、そらそうなると思う。
とってもいいお店でした!
それは、あなたがとてもいいお客様だったからです。
素敵なお客様にはよい対応を心掛けるはずです。
人間ですから。
私ははっきりしているから、とても丁寧な方には
とても丁寧に対応する。
人を大切にする方だが、えらそうな人には丁寧に対応しない。
いやだから。
それはそれで、損しているかもしれないが、構わない。
いやだから。
でも、丁寧な人は、対応していても気持ちがよく、
嬉しい気持ちになるからより丁寧に対応する。
笑顔で話してくれる人には笑顔で話す。
そんな人ばかりではないけれど、
人はその相手によって、良いも悪いも決まるのだ。
だから、
好き嫌いははっきりしているが、
ひとから好かれるように、笑顔も丁寧な対応も心掛けるようにしよう。
そうすると、きっといい人と巡り合うはずだから。