フレームワーク用語から見える【本質3選+おまけ1】
なんだか壮大なタイトルをつけておりますが、
今日の出発点としてあったのは、「曖昧」という言葉です。
(「曖昧」についての記事は、また来週にでも書こうと思います)
曖昧さ、VUCAにも含まれているなーと思って、改めてググってみたら、
と、フレームワーク用語の頭字語オンパレードだったので笑、そちらの方が気になってしまいました。
今日は、それぞれの用語を見ながら感じたことを書いてみたいと思います。
用語の意味
まずは、改めてそれぞれの用語を見てみたいと思います。
それぞれ「3~4つのステップを1サイクルとして、業務改善をくり返していく」ものです。
次々と新しい用語がフレームワークにも出てきて、まさしくVUCA時代という感じもします。
新しい流れに乗っかっていくことも大切だと思うのですが、
これらの用語を改めて見ていったときに、
「もっと本質的なこと」が見えてくるような気もします。
本質①「選ぶこと、組み合わせること」を意識しよう!
「PDCAは古い」と、言われる理由は、
「計画に時間がかかり、その間に状況が変わってしまう」
ということのようです。
しかし、大型の案件などにおいては、最初の計画というのはやはり大切です。
人や大きなカネを計画なしで動かしてしまうのは、かなりのリスクが伴います。
ただ、「計画に時間を取られ過ぎて、何にも手を付けられずに状況だけが変わっていくのを眺めている」、というのも本末転倒です。
では、どうすればいいのか?
「組み合わせればいい」のだと思います。
ありがたいことに、少しググればたくさんのフレームワークに出会うことができます。
それぞれのフレームワークの特徴をおさえて、「今の業務においては、どのフレームを使えばいいだろうか?」と、目の前の業務に最適なものを選ぶ。
そして、案件の規模によっては、「最初はPCDA、セクションごとにはPDRやOODAを使う」など、一つのフレームだけを使うことにはこだわらず、組み合わせる。
最新のものを使いこなすだけではなく、
「自分の目の前のものに対し最適なものを選ぶことや、組み合わせて使うこと」
が大切だと思います。
本質②今を柔軟に捉え続けよう!
①と重なる部分もあると思うのですが、
「柔軟性を持つ」ことも大切なことだと思います。
フレームワークは、これまでの先人の知恵から生まれたもので、サイクルを繰り返すことで改善できていくので便利なものではあります。
でも、フレームワークはフレームワークでしかない、ですよね。笑
事件は現場で起こっています!笑
現場の状況は常に変わっていくものです。
どのフレームを使うにしても、どんな計画を立てるにしても、
それをフレームの中だけで眺めているだけでは何も変わりません。
目の前の状況を見つめること。
そして、その状況が計画通りではなかったとしても、その場ででき得ることを柔軟に生み出していく。
こんな本質も見えてくるように思います。
この記事で挙げたフレームワークも、明日には「古い」と言われてしまうかもしれません。
「常に変わっていく状況を見つめる意志」を大切にしたいです。
本質③完璧主義を手放そう!
フレームワークの中に、「計画」や「準備」というものが出ています。
これらは大切なことですが、
「プロセスを回し続けること」が業務を改善していくためには必要なことのように思います。
そのためには、「完璧であることを求めすぎない」姿勢が大切です。
完璧ではないかもしれないけれど、次のプロセスへ移ってみる。
移った先で、再度「計画」や「準備」に取り掛かる。
フレームワークはサイクルを回すものなので、何度でも立ち戻ることができます。
だったら、最初から完璧を求める必要もありません。
何事にも「完璧な答え」というのはないのかもしれません。
完璧であることは確かに美しいかもしれません。
けれど、
「完璧を求め続けながら、失敗し、後悔し、学び、そのプロセスを歩み続けること」
もとても美しいと、僕は思います。
おまけ・この世は諸行無常なり
VUCAって、諸行無常ってことではないか?
何百年前から言ってることは変わらないのかもしれませんね。笑