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忘れないで 見つめることを

先日、福祉施設の職場に「就労」に関する案内が届いていました。
それに対して、自分の意見を述べた後、周りの意見を聞いてみると、同僚の一人から

「キャリアコンサルタントじゃないのでわかりません。」

という言葉が飛んできました。
その場では何も言い返すことはできなかったのですが、後から違和感が湧いてきました。

後からその違和感を観察してみると、それは、同僚に対して

きっと、「わからない」のではなく、「考えていない」だけ

だな、と思ったからです。

「専門家に意見を聞く」というのは、「手段」だと思います。
他者の意見は、とても参考になります。
それが専門家であれば、信頼度も増すかもしれません。
しかし、そこには常に、「絶対的な正解」があるわけではありません。

私が慣れ親しんでいる日本のミーティングでは、医師が主導的な役割を担い、医師の意向に他の参加者が忖度する形でミーティングが進行していきます。医師の意見に対して批判がでることは滅多にありません。
 こうしたミーティングでは、さまざまな経験と知識を持った参加者の意見をまんべんなく引き出し、集積していくことが重要になります。それぞれが自由に意見を言いあえるような参加者の関係性がとても重要なのです。「医師の意見に批判があること」が素晴らしいのではなくて、「医師の意見に対しても、他職種の意見に対するのと同じような反応が普通になされている参加者の関係性」が素晴らしいのです。

イタリアにて~日本でもできると感じた理由~上野秀樹

その場にいる人が、「専門的な知識」だけでなく、「経験」や、その人自身の「価値観」から生まれる意見を、「傍観者」でなく「参加者」として発し合える関係性。
よりよい、楽しい仕事をしていくために、大事にしていきたいと思います。

忘れないで 見つめることを
今できるでしょう?
今しかない この時間を
あなた次第で

リルラ リルハ/木村カエラ

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岩堀暉久
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