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飲酒を科学して気がついたこと~それでもあなたは飲みますか~
いよいよ今年も終わろうとしている。
忘年会シーズンも終わり、
今日は家でのんびり過ごそう。
そんな人も多いのではないだろうか。
かくいう私も久しぶりに
リアルな飲み会のお誘い
をいただき、感染対策をしながら、
ところどころ参加した。
お酒はノーリスクではいただけない
私は、それなりに酒量
のさじ加減はできているつもりだが、
楽しくなって気がつくと翌日に
酒が残っているのを
後悔することもある。
年齢を重ねるにつれて、
記憶もかなり曖昧になること
も少なくない。
でもなんで家にはきちんと
帰れているから不思議だ。
そしていつもこの本の一節を思い出すのだ。
確かに酒を飲むとき、自分はその楽しみを感じているはずだが、感じている主体が酩酊しているのだからそれが善きものという判断は極めて怪しいし、そのように考えてみれば確かに負債は大きなものである
その場のお酒は楽しい。
ただ本当に楽しい、
楽しかったのかは酩酊しているのだから、
判断のしようがない。
翌日になって
そのときの「楽しかった」
「楽しかった」であろう
会話すら記憶が曖昧だったりすると、
目もあてられない。
いうまでもなく、
お酒に含まれているアルコールは
健康にとって有害である。
飲めば飲むほど「がん」をはじめとした
重大な疾患の発症リスクが
高まることが明らかになっている。
う~ん。
毎年こんな感じで酒
との向き合い方に思いを
巡らせるのである。
今年手に取った本はこちらの2冊。
共通して記載されていることのひとつとして、
やはり健康上の最大のリスク回避は
「お酒を飲まないこと」なのである。
どこか特殊な食材や飲み方
のようなテクニックが
あると思ってはいけないのだ。
「酒は百薬の長」なんて言葉は
酒税を確保するためのキャッチコピーに
過ぎなかったと思い知らされるのである。
アルコールは
その瞬間で「気分が晴れる」など
のメンタルにいい影響がありそうなものだ。
ただそれは一時的なもので、
人生の長い目でみると
肉体的な健康という視点のメリット
はないと言っていい。
ではあらためて休肝日を作ってみようと
思ったあなたへ。
禁酒のメリットをいくつか紹介するので、
「来年こそは」とおもったら、
本を手にとって、まずはできることから
はじめてみてはいかがだろうか。
禁酒メリットその①
飲んだつもり貯金ができる
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酒を飲まなければ出費は減る。
そういえば最近缶ビールの値段
も上がったばかりである。
あと酔っ払っている時間や二日酔いの時間も
別の有意義なことに使えるわけだから、
一石二鳥である。
【飲酒量の試算】
1日に350ml缶ビールを2缶
開けていたと仮定すると、
1年間の飲酒費用は、
1缶あたり250円×2缶×365日=182,500円
おぉーキーボードを打っている手が
思わず震える。
18万あったら何ができるだろうか。
どこのサウナにいけるだろうか。
お酒に使うはずだったお金を可視化して
書き出してみる。
私のようにその金額に
驚かされる人は少なくないはずだ。
実際にやってみることでかなり
強力な抑止力に
なる。
禁酒メリットその② 重大疾患の発症リスクを低減できる
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飲酒があらゆる疾患の発症のトリガーに
なることは言うまでもない。
アルコールの代謝物質であるアセトアルビレドは、
細胞のDNAを損傷して強い発がん性を持つ。
飲酒量が増えれば全身にがんを
発症しやすくなるのだ。
またアルコールは脱水症状を引き起こすので、
循環器系疾患のリスクも高める。
体の水分量が減って、
血管がつまりやすくなり心筋梗塞や
脳梗塞の発症リスクを高めてしまう。
ぴんぴんころりに生きて死にたい。
そう思っている筆者は、最後が寝たきりで
家族に迷惑をかけるなんてごめんである。
健康寿命を延ばすという観点からもお酒との
向き合い方を考えたい。
禁酒メリットその③
翌日のパフォーマンスアップ
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年齢を経てきっとアルコールの
分解能力が落ちているのだろう。
翌日に「残る」感覚が30代後半から
顕著になってきた。
飲酒をしないで翌日を向かえると、
確実に「思考がクリアになった」
感覚を得ることができる。
毎日の飲酒習慣がある人は
一度試してみてほしい。
飲みすぎたという後悔も感じることなく、
睡眠の質も確実に上がっているので、
仕事のパフォーマンスアップを
実感できるはずだ。
新年に向けて
わかっちゃいるけどやめられない。
人間は悲しい生き物である。
合理的に行動しているように見えて
ちっとも合理的じゃない。
だから人間らしいなんて言葉があるんだろう。
また明日から気持ちを新たにするという人。
1年間の目標を立てようとしている人。
今回はお酒をテーマにしたが、
新しいことを始めるなら、
ただ「行動する」ことが一番大事。
その一方で、その行動の先にあるメリットや
自分のありかたに思いを巡らせると
モチベーションが上がるのではないだろうか。
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