悪魔による誘惑
タロットカードの大アルカナに悪魔のカードというものがある。
示す意味は色々だが「誘惑」のイメージが自分は強い。
2日前、普段行っている動画制作方針を占うツーアルカナ(2枚での占い)ではなく、なんとなくデッキから1枚だけ引いて占ってみたときに、この悪魔のカードが出た。
このとき取るべき行動は、「今日は誘惑に気をつけなきゃなあ」である。
で、結論から言うと誘惑に逆らえなかった。
気が付いたらVampire Survivorsを購入していたのだから。
このゲームは自分の切り抜きでも何度か取り上げたことがあるくらいホロメンの中ではメジャーなゲームだ。千や二千どころではない敵の群れをなぎ倒していく中毒性満点のゲームなのだが、「こんだけ動画見てるし自分でやる必要はないよな…」と思っていた。世間でも大いにバズっており、それらの動画も見ていたので十分に満足していた・・・はずだった。
でも買ってしまった。
あんなにプレイ動画を見ていたのに。
今まで買っていなかったのに。
しかもただでさえ安いのに10%オフの270円になってた。
買ってからは狂ったようにプレイし、初日は寝ずにやり続け、朝の7時を迎えた。
いや悪魔のカード怖すぎるだろ・・・。
次の日。
起床したのは15時だった。昨日のVampire Survivorsの長時間プレイによって疲れがたまっていたのだろう。日の光を浴びてもこんなに寝てしまうとは。
「ホロライブIDの占い動画がまだまだ残っているので切り抜き作らないとな…」とPCをつける。
デスクトップにVampire Survivorsのアイコンがある。
・・・気が付いたら日をまたいでいた。
もう次の日の朝4時である。
ゲーム一色の一日だった。
思えばその日の運勢の占い結果は、ペンタクルのペイジ(正位置)とソードのペイジ(逆位置)だった。
「真面目にいこうな?意志の弱さは厳禁だぞ?」そうカードは告げていた。
ごめん、今回もダメだったよ・・・。
このゲームヤバすぎる。
自分の生来のゲームに熱中する特性と相まって、永遠にプレイできる気すらする。
これでアーリーアクセスとか恐怖しかない。完成版になったら人生のどれだけの時間を失うことになるのか。
しかも今買えば300円。ソシャゲのガチャ1回分である。
300円の価値というものを再考させられる体験だ。
前にこのゲームの動画を漁っていた時、「この開発者はパチンコかなんかのゲーム作ってたんすよね~」みたいな内容を見たことがあった。
実際には製作者は日本人でもなんでもないし、カジノのスロットゲームの開発をしていたらしい。
たしかに宝箱の演出なんかはスロット風味を感じる。
やはり人間をどうやってハマらせるかのノウハウが、ああいう業界にはしっかりあるのだろう。音と光の演出しかり。
なんにせよ自分に規制を設けなければならない。
一日が一瞬で溶ける。金はかかってないが、取り戻せない大事な時間が。
買ってしまった以上、もう遅い気もするが、高橋名人が言っていた一日1時間とまでは言わないにせよ、一日3プレイ・・・いやきついな。
一日2時間・・・は多いか?
エアロバイクこぐ時しかやっちゃダメとか・・・?
ああ、こんな記事書いている間にもプレイしたくて仕方がない!
しかも新しい要素で「アルカナ」とかいうものが出てきちゃってもう、タロットやってる人間にはシナジーを感じて仕方がない。
危険過ぎるものを買ってしまったが、おかげさまで悪魔のカードに対する認識は固まった。
今後「助言」などでこれが出たときには気を付けよう。
今回のように、ヤバすぎるドツボにハマる可能性を示唆しているのだから・・・。