北海道旅行記 Part4
その後は、定山渓まで移動。
今回の旅程は、宿以外は全て楽が決めていて
定山渓は野鳥のポテンシャルも高く
温泉街という事で決まった場所。
お宿がとても良かった。
野鳥が多そうな場所までは
雪が多すぎて行きたい場所まで辿り着けず、、
だけど、温泉街を散歩していたら
ドラミングが聞こえてきて
またまた、
エゾオオアカゲラがいるではありませんか。
シロハラゴジュウカラやヒガラやハシブトガラも。
翌日の早朝雨が降る前にと
5時過ぎに起きたら外は小雨。
散策していると猛禽みたいな
ケーケーケーケーケーケーケーという
大きな鳴き声が響いている。
近い場所にいる。
楽が下まで降りて確認しにいくと、
両腕で丸をしてきた。
鳴き声の先を見つけたのだ。
なんと、、ヤマゲラだった。
ヤマゲラの鳴き声ってこんな声なんだ。
鳴き声図鑑ではいくらでも聞けるのだけど
この場所で聞いたことに意味がある気がして、、
場ごと記憶している。
この旅で体験したさまざまな
出来事と一緒に重なって
このヤマゲラの鳴き声は、
きっと忘れることはないでしょう。
雨も強まってきて、早々に退散し
宿に戻って、朝ごはんをいただく。
北海道に来て、何より食事が素晴らしくて。
何を食べても美味なんです。
インカのめざめを蒸したのとか
甘くてびっくり。
こんなに朝ご飯が美味しいなんて、、
しあわせが過ぎますね。
ここから、雨が強まる予報なので
止むまで札幌駅で待機。
14時過ぎたら雨も止んで晴れてきたので
楽が一推しの公園へと向かう。
電車の乗り換えやバスの乗り継ぎ。
公園も広大な広さなので、
どこ口から入るか？とか
とっても大事。
楽にお任せして
アテンドしてもらいながら着いてみたら、
雪が、、、公園の歩道も何も雪で覆われていて
どこに行けばいいかもさっぱり。
おまけに、
雨で雪に水分を含み歩きにくいのなんの。
途中、途方もない感じがしてきて
心折れそうになる場面が何度もありました。
そんな時に、
ある犬の散歩中の素敵な女性と出逢い、
私達も行くからとセンターまで
一緒に行ってくださり
なんとか場所を把握して
クマゲラがいそうな場所へと向かうのですが、
50cmくらいの雪が積もった道を、
雪が固められた場所を選びながら歩いても
何度も、ずぼっと足をとられて
最初は楽しんでいたけど、
靴も服もびしょ濡れになり、、
道も道が雪でみえないから、迷子になりかけて
公園からはみ出た私道を歩いていたり、、涙
たまたま散歩していた
お爺さんに道を教えてもらって
気づいたものの、まあ大変。
だけど
途中、途中
白樺の樹が美しくて、、、
この美しさに励まされたり、、
あまりに美しいから、白樺を抱きしめて
パワーをいただいたり。
本当に、、美しい場所なんです。
公園でこの自然が見られるというのも
北海道ならではなのかもしれません。
ですが随分歩きまわっても、
鳴き声はさっぱり。
残念ながらお目当ての野鳥には
出逢えませんでした。
疲労感にどっと襲われながら、バス停まで
なんとか、地図を頼りにアテンドしてくれて彼が
「今日は見れなかったけど、白樺に穴を掘るエゾオオアカゲラを見られて良かった。これも
行ってみないとわからなかったんだから。
これは、経験なんだから良かったんだよ。」
と言いました。
私は、この状況でその言葉が先にでたことに
じわじわ感動していました。
本当はきっとお互い、言葉にはしたくない
残念な気持ちだったり、
がっかりした気持ちであったり、
やり切れなさはあっただろう。
この日の夜ご飯のときに、、
色々気づきがあったのだ、、、
Part5へ続く
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