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Chill out…心穏やかにしてくれるハンドドリップコーヒー
久しぶりにコーヒーを淹れた。
ハンドドリップは楽しい。
一滴一滴、落ちてゆく様を見ると「私、コーヒー淹れてます」という雰囲気が出てわくわくする。
しばらく抹茶ばかり飲んでいて、さすがに飽きたのだ。
流行とは巡り巡って一周するもので、再び私の中でコーヒー熱が湧き出てきた。
コーヒー粉は少し離れた街までわざわざ出向いて買ってくる。
私の鈍感な舌でも多少の味の違いはわかるので、いろいろ試した結果パプアニューギニア産の豆に落ち着いている。
それをお店で粉にしてもらうのだ。
(自分でミルを使うのは面倒だと思うので)
ドリップする際に10~20秒ほど蒸らして、それからゆっくり小さな円を描きながら、中心がくぼむようにお湯を注ぐ。
正しいやり方かどうかは定かではないが、一応いつも行くコーヒー専門店の店員さんに聞いた方法だ。
何回かに分けてお湯をつぎ足し、その後はゆっくりコーヒーが溜まるのを待つ。
だいたい2杯ぶんくらいの量になればじゅうぶんだ。
邪道だとは思うが私は苦いのがダメなのでコーヒーはいつもカフェオレにする。
(何故か抹茶は平気です)
砂糖少々、牛乳たくさん。これを入れないと飲めない。
出来上がったコーヒー、もといカフェオレを口に含む。
ああ、これこれ、これだ。
淹れたての温かいのも美味しいし、少し冷めても美味しい。
朝からカフェオレを愉しめると心に余裕が生まれる。
実は今現在、私は就職活動中である。
なかなか内定が出ないので次の職場が決まるまで再び夜職をやってもいいかもと思い、先日面接を受けたところだ。
夜の仕事は面接を通っても必ず採用というわけではない。
次に体験入店があり、そこがいわゆる実技試験となる。
それに合格してはじめて採用となるのだ。
今日がその体験入店の日で、とても緊張している。
以前夜職をやっていた頃とは年齢も違うので、正直戸惑っている。
そもそも自分がそこまで接客が得意だとも思っていない。
それでもライフラインとして夜職という選択肢があるから選んでいるだけだ。
こういう仕事はいくら結果を残しても褒められるものではないし、できることならやらないに越したことはない。
昼職だけで頑張っている人たちの方が何倍もえらいと思う。
この先のことを考えると悩みは尽きない。
だからこそ、ほっとひと息つける時間は大切にしたい。
カフェオレを飲み終えた後はストレッチしたり勉強したり、今ある時間を有効活用できればと思う。
いつまでもガチガチになっていたら体験入店だって上手くいかない。
それに夜職はできたらいいな程度で、残念な結果になったとしても落ち込む必要はないのだ。
心も身体も柔らかく。
落ち着いていこう。