【問題解決】クリティカル・シンキング
【問題解決の考え方(ステップ)】
適切な解決案を導き出せる解決が上がる
効果がなかった場合に検証できる
「問題」とは
あるべき姿と現状のギャップ
→あるべき姿を明確にしない限り問題は定義できない
→組織では「あるべき姿」の共通認識を作ることが大切
・問題解決の4つのステップ
What:問題明確化/問題は何か、どの程度問題解決
Where:問題箇所の特定/どこが悪いのか
Why:原因の追究/なぜ、そうなっているのか
How:解決策の立案/どうすればいいのか
【問題解決の落とし穴】
「インプット」原因・打ち手等
「アウトプット」結果等
→先に丁寧にアウトプットを分解して問題箇所の特定をする
・インプットとアウトプットを混合しない
・「根拠のない決め打ち」には要注意
・無目的な分類で時間を浪費しない
【MECE】
→Where、Why、Howの分析に有効
ある要素を「モレなくダブりなく」切り分けた状態のこと
構成要素に分解して考える
・「分解」
現状を把握する際に欠かせない基本動作
・分解の際に押さえておくこと
ーMECEに分解する
ー目的に沿って、切り口・切り方に留意
分解する切り口
①層別分解:全体集合を部分に分ける
・「〜である/〜でない」
・「〜である/それ以外」
例)年節別、住所別、職業別など
②変数分解:事象を変数で分ける
・売上=単価×販売数量
・利益率=利益/売上
例)客単価別、来店回数別など
③ある事象に至るプロセスで分ける
「ある事象のプロセスのどこに問題があるか?」を考える
【ロジックツリー】→Where、Why、Howの分析に有効
モレなくダブりなく(MECE)を意識して
上位概念を下位概念に細かく分解していく分析方法
「ロジックツリーのメリット」
・全体像を見ることへの意識付けができ、思考の幅を広げて見落としを減らせる
・体系的なアプローチにより思考がスピードアップできる
・第三者への説明がしやすくなる
「留意点」
→MECEにこだわりすぎない
→感度の良い切り口をたくさん持つ
【因果関係】→Whyの分析に有効
ある物事が原因と結果の関係でつながっていること
「因果関係が成り立つ条件」
①時間的順序が正しいこと
②相関関係が存在すること
→ある値の変化に合わせ、もう一つの値も変化する関係
③第3因子が存在しないこと
→共通する別の要因
「因果関係の推定において陥りやすい落とし穴のパターン」
①直感による判断
→単純な事象を元に直感だけで判断していないか
②第3因子の見落とし
→2つの結果に作用している第三因子を見落としていないか
③因果の取り違え
→原因と結果の取り違えや、ニワトリとタマゴの因果関係を単純な因果関係と錯覚していないか
④最後の藁(ワラ)
→たまたま最後に起こった事柄や目立った事柄を本質的原因と勘違いしていないか
「スキーマ」
無意識のうちにしてしまう決まったものの見方や考え方である
→スキーマには長所も短所もあり、それぞれを理解して上手に付き合うことが大切
短所:短絡的に結論を導いてしまう
長所:効率的に考えることができる
【解決策の立案と実行】→Howの考案
①オプションを拡げる
②判断軸を決め選択する
(例)コスト/実行可能性/効果/スピード
→目的を意識し、目的達成に近づいているかを常に確認する
「解決策実行時の注意点」
①手段の目的化
→達成したい目的(解決したい問題:What)を確認する
→達成したい目的(解決したい問題:What)を伝える
②思わぬ副作用に注意
→副作用に対しても対策を講じる
→副作用が生じたとしても、実行すべき解決策か検証する