誕生石とハーブ緑茶のペアリング
以前、アンティークジュエリーとのハーブ緑茶ペアリングをご紹介しましたが、今回ご紹介するのは、誕生石とハーブ緑茶のペアリングにチャレンジしたお話です。
誕生石とは?
前回のアンティークジュエリーは、1点物のジュエリーの歴史やあしらわれた宝石の意味に沿ってハーブ緑茶ペアリングをしましたが、今回は特に「誕生石の色」に合わせたハーブ緑茶ペアリングに挑戦しました。
誕生石とどうやってペアリングさせるか?
今回、12色の誕生石に合わせたハーブ緑茶ペアリングということで、日本茶とハーブそれぞれの色の特性を活かしてブレンドしていくのですが、ほんの数グラムのブレンドの差で色合いが変わってしまうため、試行錯誤の連続です。
しかも、色を合わせるだけでなく、味わいや宝石の意味にちなんだブレンドに整えていかなくてはなりません。
色、味、香り、ハーブの持つ力、宝石の持つ力、意味など、さまざまな角度から、数百回ものブレンド試作を行いました。
しかし、日本茶とハーブをブレンドすることで、日本茶だけでも出せない、ハーブだけでもだせない、他のお茶では出すことのできない、微妙で繊細な色合いのハーブ緑茶を創ることができました。
特に、3月の誕生石である「アクアマリン」の優しい色合いは、私のお気に入りです。
ハーブ緑茶ペアリング例:3月の誕生石『アクアマリン』
3月の誕生石であるアクアマリンは、母なる海のような優しさと癒しをもたらす石。そんなアクアマリンのように、周りの人との調和や受け入れの気持ちを育む願いを込めてペアリングしました。
ベースは、優しい清々しさが特徴の浅蒸し茶。
そして、爽やかなレモングラスと甘く華やかな香りのリンデンをブレンド。浅蒸し茶の穏やかなグリーンに対し、バタフライピーのブルーをほんの少しプラスすることで、優しく晴れやかな海のようなアクアマリンの色を再現しました。
ハーブ緑茶の可能性をさらに実感
今回、色石フェアということで誕生石に合わせたハーブ緑茶ペアリングで、初めて『色』を中心としたペアリングにチャレンジしました。
元々、ハーブそのものでも色のバリエーションは多くありますが、日本茶をベースとしてハーブをブレンドすると、さらに多くの色、繊細な色を生み出すことができるのです。
その色合いに多くの方が驚いてくださる中で、「色」の持つパワーがとても大きいものだということを改めて思い知るとともに、またひとつ、ハーブ緑茶の可能性をさらに実感できたイベントでした。
ジュエリーそのものが高額な商品であり、今回は色石購入者への新たなプレゼントとして、誕生石のハーブ緑茶セットは大変好評でした。
ハーブ緑茶は、飲み物としての味と、そして見え方、さらにそこに対して意味を込めることができる新しい可能性を秘めたブレンド茶であると確信できた体験でした。
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