日本茶を料理に合わせる楽しみ方 (日本茶ペアリングのコツ)
みなさんは、食事の時にどんな飲み物を飲んでいますか?
お酒を飲む人は、お料理に合わせてワインや日本酒を選びますが、それと同じように、日本茶もお料理に合わせて選ぶことで、食事の味わいをより深めることができるのです。
日本茶の「旨味」が洋食も中華も美味しくする!
世界には、紅茶、中国茶、ハーブティーなど、さまざまなお茶がありますが、その中でも日本茶は、「旨味成分」を多く含むため、さまざまな料理やスイーツの味わいに馴染むのです。
また、日本茶は香りが穏やかなため、料理の風味を邪魔しないという利点もあります。
ただし、日本茶はお湯で淹れると、お湯の量、温度、抽出時間等によって苦渋味が出やすかったり、味が安定しないため、誰でも簡単に美味しく淹れられる「水出し」をおすすめしています。
水出しをおすすめする理由
・誰でも簡単に、安定した美味しさで淹れられる
・カフェインの抽出が減り、カフェインレスになる
・免疫力をアップさせる成分が抽出される
・苦味や渋味が出にくく、旨味のある味わいになる
・苦渋味が出にくいので、料理の味わいを邪魔せず、より美味しくする
・温かく飲みたい時は、レンジで温めたり濃い目に抽出させたものにお湯を足せばOK
ベースとなる日本茶の選び方
日本茶を食べ物とペアリングさせる際、どんな基準で日本茶を選ぶかが大きなポイントです。
しかし日本茶は、
・産地
・品種
・製法
・摘採時期
・お店ごとのブレンド
などが入り混ざって販売されているため、どこに基準を設定すればいいのかがわかりづらいのです。
そのため、まずは基本となる製法別で選ぶことをおすすめします。
(製法別の違いがわかるようになったら、産地、品種、摘採時期、そしてお店ごとのブレンドという基準をプラスしていってください。)
製法別の日本茶のペアリングポイント
以下に、製法別の日本茶の簡単なペアリングポイントを紹介します。
玉露
旨味が強く、海苔のような香りが特徴なので、海鮮系のお料理と相性が良いです。素材にこだわった高級感のあるチョコレートとも良く合います。
深蒸し茶
まろやかな飲み口が特徴なので、濃い味の料理(カレーやスパイス系)やしっかりした甘さのスイーツの味を和らげてくれます。
浅蒸し茶
爽やかな余韻が特徴のすっきりしたお茶なので、サラダや白身魚、鶏肉など、淡白な味わいの料理と相性が良いです。
棒茶
柔らかな旨味が特徴なので、塩系やマヨネーズ系のお料理との相性が良いです。ふんわりした優しい飲み口は、生クリームを使ったスイーツにも合います。
番茶
夏以降に摘み取られるお茶なので、旨味は少な目な分、さっぱりとした渋味が特徴。濃い味、ボディ感の強い料理や甘味の強いスイーツの後味をさっぱり切り替えます。
ほうじ茶
緑茶を焙じた(焙煎した)ものがほうじ茶で、しっかりとしたこうばしい香りが特徴。揚げ物やこうばしい香りのお料理やスイーツと相性が良く、ほうじ茶の香りがアクセントとなり、後味をさっぱり切り替えてくれます。
釜炒り茶
九州の一部で昔からある製法。最近は全国でも生産量が少しずつ増えてきました。ほのかに香る花のような風味や甘こうばしさが特徴なので、ハーブやスパイスを使った料理や、フルーツ系のスイーツと相性が良いです。
玄米茶
製法別ではないですが、ティーペアリングのバリエーションを広げるために加えました。さっぱりした煎茶に玄米のこうばしさが特徴。揚げ物やこうばしい香りのお料理やスイーツと相性が良く、香りを引き立て、後味をすっきりさせてくれます。
このような基準を元に、おうちにあるお茶でお料理やスイーツとのティーペアリングにチャレンジしてみてくださいね。
より詳しく日本茶ペアリングを知りたい方向けの商品や講座もご用意していきます。
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