ぼくと私のドライ・ジャニュアリー日記（前編）
「ビール女子」でドライ・ジャニュアリーについての記事（PRだが）を見つけ、初めてその概念や取り組みを知り、これいいな！と思った。
1月5日までは飲酒してしまったけれど、残りをリセット期間に当ててみようかな。ちょうど、そう思えるようなタイミングが重なった。これは、ドライ・ジャニュアリーに挑戦する私の禁酒記録と備忘録です。
決してお酒が嫌いになったわけではなく、体質、ライフスタイル、ペースの変化を見つめるきっかけにしたいと思っています。人と飲むビール、仕事終わりのビール、夏のビールは大好き！
突然お酒がおいしくなくなった衝撃
「今日は大好きな缶チューハイとスナック菓子を用意して1人でドラマを見よう！」とウキウキで準備していた正月休みのある夜。ドラマはおもしろかったんだけど、なんだか観了後に違和感があった。
「お酒が、おいしくない…」
いつもだったら500ml缶2本くらいはゆうに飲んでしまうのにこの日は1本も空けられなかったうえ、大好きなチューハイの銘柄を前にして「おいしくない」と口にしてしまった。毎晩の晩酌が1日の楽しみだったので、我ながら衝撃だった。
昨年末から台湾茶にハマっている
11月に初めて台湾へ渡ってから台湾茶や果茶にハマっていて、毎朝毎晩ポットで温かいお茶を飲んでいる。職場にも持参して飲んでいる。
今までお茶のおいしさや味の違いをよく知らなかった。夏場は麦茶、紅茶、ルイボスティーをローテーションで飲んでいるけれどその程度。台湾で買ってきたお茶やドライフルーツを使ったデトックスウォーターがおいしく感じるようになり、最近は国内で買える商品をいろいろ試している。
お茶に慣れ親しみ始めると、350〜500mlもの冷たい飲み物や炭酸を急ピッチで胃袋に流し込むことに少し抵抗を感じるようになる。今や「おいしいお茶さえあれば、アルコールは必要ないのかも」とすら思っているくらい。台湾に行ったことも、アルコールと距離を置けるきっかけになったのかも。
他者と素でコミュニケーションを取ることに抵抗感がなくなってきた
人とうまく話せない私は、アルコールの力でなんとか他者とコミュニケーションをとっていた節がある。アルコールは、自分にとってかけがえのないバフだったのだ。
よくこんなんで20年近く社会人をやってきたなと思うけれど、実際にそうだったのだから仕方がない。でも最近は、アルコールがなくても人と喋れるようになってきた（気がしている）。
移住してから、自分では想像もしなかったタイミングで人とばったり出くわすことが多い。そんなときにいちいちねこの皮をかぶったり脱いだりしていては間に合わないのだ。最近ではもうねこかぶるのが面倒になって、だいぶ素が出てしまっている。
生活に車の存在が浸透してきた
尾道に移住する前は、「車の免許なんて一生いらん」と本気で思っていたくらい、車とは縁遠い生活だった。兄弟や友人にも免許なしの人が多く、向こうでは全然マイノリティじゃなかった。
「◯◯の人は、徒歩3分のコンビニにも車で行くらしい」といった話も都市伝説的に聞いていたけれど、なんだろう、今なら（気温によっては）私も車を出しちゃう気がしている。そんなふうに私はいつのまにか車なしでは生きていけない人間になってしまっている。
それに毎日車通勤をしていることもあり、お酒を飲まないほうがいろいろスムーズに事が運ぶことが多くなった。職場関係の集まり、仕事の延長で夜まで誰かといる時間、尾道に帰ってきてから誰かと会う約束だって結構あるし。
生活に車が浸透している。そんなわけで「まだ外は明るいけどもう飲んじゃおっかな☆」といった休日の甘やかしに歯止めがかかるようになっていった。
というわけで、2025年1月6日からノンアル生活を送っている。1週間経ってみて、禁断症状みたいなものはまったく出ていないしそれどころか体調にいろいろと良い（？）変化があって、果たしてこれがドライ・ジャニュアリーの効果なのかを見極めているところ。
ほかにも（これも関係しているかはわからないけれど）、1日1日を長く感じるようになっている気がする。
20年近くお酒に親しんできて、1か月弱も飲まないなんて初めてのこと。新しい毎日を楽しみながら俯瞰的に己の変化を検証してみたい。
後編では、ドライ・ジャニュアリーを楽しく彩ってくれた台湾茶やノンアル飲料の感想などを書いていこうかなと思います。つづく。
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