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誰にも

誰にも理解されない詩を書いた。
褒められもせず、苦にもされない詩。
ただ、書くことで幸せだった。
名も無い僕、誰でもない僕。
どこかに、どこかに。

詩を書くことだけで、幸せだった。
理解されなくても。

でも、承認欲求が邪魔をする。
誰かに承認されたい願望もある。
それが不幸の始まりだ。

名も無い僕。
誰かに見つけてほしい。
それを待っている。

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