12年目が終わる夜に｡
こんばんは、年度末嗚呼年度末粘土魔Ⅱ、トゥインクル・コーポレーション所属の単独屋、ジャパネーズのウネモトモネで御座います。
20日目。
はい、というワケで本日2023年3月31日で我々ジャパネーズの芸歴12年目が終了致します。12年目と言えば小学校6年生に相当する年月。そう考えると「俺たちの青春はまだまだこれからだぜッ！！！」と拳を握り右腕を突き上げながら僕らの街を見下ろす小高い丘の上でジャンプしたい気持ちになりますが、いやいや違う違う。24歳から0年目を始めた芸人の僕は今年の9月で37歳。「若さにかまけて誤魔化してきたアレコレが身体の不備となって健康状態を圧迫し始めるのはこれからだぜッ！！！」と肩と腰と膝の痛みを気にしてその場でグッと唇を嚙みしめるのです。あーやだやだ。
結局12年目も売れることはなく終わってしまいそうです。まぁまだあと数時間ありますんでね、もしかしたら急に激面白ネタが思いついてそれをSNSに上げた途端ジャスティンビーバー的な誰かが拡散してくれて、本日中に売れるという可能性も0では御座いませんけれど。今のところ、そんなバズる感じの激面白ネタが浮かぶ気配はない。
12年間でどれくらいの本数ネタを書いたのだろうとふと思い、スマホにメモしてある持ちネタを数えてみた。ライブの企画などで他の人に書いてもらったやつは省き、逆にジャパネーズのネタではないけれども他の人に提供したものは入れて、更に書いて稽古も一応したけれど諸事情でお蔵入りになったやつ、モネのピンネタ、大人数でのコント台本、ほぼ演劇やないか！みたいなやつ諸々合わせて623本でした。
12で割ったら52くらい。年間平均約50本。月平均約4本。まぁそうだな。数えなくっても確かに12年間ずーっとそのくらいのペースで書いてきていると思う。単独ある月は8本くらい書くし、新ネタ披露するユニットライブ掛け持ちしてた頃は10本以上書いていた月もあるし、コロナ禍でライブ減ってからは全然書けなかった月もあったし。平均して月4本。うん。まさにそうだ。納得しか行かない数字。ちなみに養成所時代に作って、デビューしてから客前では一度もやっていないみたいなネタを数えたら20本くらいあったので養成所から数えると650本くらいは書いたことになるみたい。1000本ってなかなか難しいな。とか言ってね、九月君みたいに年間で数百本も作っちゃう人も居るしねぇ。
そのネタでどれだけライブのお客様が笑って下さっていたとしても、売れていないということは世間一般的には「ハズレ」ということとシビアに考えるならば、今のところ623発全部外してしまっている。でも売れるってことを考えたら撃ってる数が全然少ないよな、こうやって改めて数字で視ると。売れぬ売れぬと嘆く暇があったらネタ書けよって話よね。
単独ライブは12年間で本公演的なやつが17回(第0回と大阪単独含めて)。ベストネタライブっぽいやつが5回。新ネタライブっぽいやつが11回。ピン単独が13回。自宅単独が2回。なんかかんやで合計48回。これはまぁそこそこ多い方の回数だとは思うけれども毎週単独みたいなことをやってらっしゃる芸人さんも居るからなぁ。上を視ても下を視てもキリがない。
このnoteでは何度か書いているけれど、賞レース最高成績は
M-1グランプリ→2回戦(2018、2020、2021)
キングオブコント→準々決勝(2012、2019)
R-1グランプリ→準々決勝(2021)
歌ネタ王決定戦→準決勝(2017、2019)
今は無き賞レース「歌ネタ王決定戦」のみ準決勝進出経験あり。キングオブコントも2012年は1回戦の次がもう準々決勝っていう形だったので「準決勝進出」というよりも「1回戦突破」という感覚の方がでかい。なので実質1回しか行けてないようなもん。逆にM-1は2020年が「3回戦なし」の年で「1回戦突破=公式YouTubeやGYAO!に動画が掲載」という状況だったのでめちゃくちゃラッキーだった。そこそこ笑って戴けている動画が上がったのでデジタルタトゥー的なことにもならなかったし。
歌ネタ王決定戦は終わっちゃったし(アホクラシックコントがめちゃくちゃあるのでマジで復活希望！)、R-1はもう出場資格がなくなっちゃったけれど、明日からの芸歴13年目シーズンではキングオブコントの最高成績を更新出来るよう頑張ろう。そしてコンビでは出ないけれども九月君とのユニット「ねぼう工房」でエントリー予定のM-1グランプリも最高成績更新出来たらいいな。
事務所遍歴は、2010年4月にNSC大阪入学→2011年4月～2014年2月 大阪よしもと内で活動→2014年5月～2018年7月末 フリーで活動→2018年8月～ トゥインクル・コーポレーション所属で活動。事務所遍歴に関してはもうこれが最終地点でしょうね。クビにならない限りトゥインクル様にはお世話になるつもりです。骨を埋める覚悟です。恩返ししなきゃな、ホント。
最後は12年間(養成所時代の写真もあるから正確には13年間)の思い出お写真でお別れです。並び方はそこそこにランダムなのでどれが古くてどれが新しいか予想しながら視なくてもいいです。そんな時間があったらチミもネタを書きなさいネタを。
最初から最後までの人はおそらくもう今はひとりも居なくなっていると思いますが、この12年間のどこかで一瞬でも僕らに興味を持って下さった皆様に感謝。ひとまず12年間ありがとう御座いました。明日からの13年目、より一層頑張って何とか何とかジャパネーズにしか描けない楽園(エデン)へと辿り着いてみせませう。
「先生ぇ～、ウネモト君がまだ『楽園(エデン)』とか『せう』とか言ってるぅ～！」
「そっとしておいてあげなさい。」