何度も

今日は久しぶりに、会いにきた。

あいにくの、雪、雨、

雨が好きだったお母さんが、私があまりにもひどくなったからってどこかで悲しんでるのかな。

見下ろす先に見えるのは

何度も通った道。思い出の街、景色。

きっといろんな会話しながら、ここを何度も通ったっけね。

笑いながら、爆笑しながら、時には喧嘩して、

頭を冷やしたいからって君がいつも行く、好きだった喫茶店。あの時のまま、大好きだったコーヒーとナポリタンは私も好きになったよ。

見上げれば見える空、きっとあの時も一生懸命、前と上を向いて歩いてた。

いつまでもこんなふうに面影を探しては悲しくなることは、良くないことも知っているけど

普段来るはずもない、来る必要もないこの街に再び訪れる理由は、あなたとの思い出に浸るだけ。

あぁ、なんていい街なんだろう。

大好きで、愛おしくて、切なくて、思い出に溢れてる。私の大好きな街。

どうかいつまでも消えないで、最後まで

来るたびに私を癒して、

いるときだけは思い出させてね。

あなたとの日々を、