【2024インドネシア視察】Day5 バンドン散策 バンドン工科大学編
バンドンは歴史の街
バンドンといえば、世界史で登場したバンドン会議を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか?
第二次世界大戦がようやく終わった1945年からわずか10年後。平和になると思われた戦後社会は、米ソの対立という冷戦に突入しました。
このような中で戦後新たに独立したアジアやアフリカの国々が結集したのがアジア・アフリカ会議です。
5日目の午前中は宿泊しているサボイ・ホーマンホテルの目の前にあるアジア・アフリカ会議博物館に行きました。
前回バンドンを訪問した時はリニューアル改装中だったアジア・アフリカ会議博物館。今回は改装が終わり入れることを確認して行きました。
ところが・・・閉館
この日は博物館の目の前の通りで「パレスチナ支援、反イスラエル」の大デモ行進が行われるためでした。
イスラーム教徒が9割を閉めるインドネシア。
同じムスリムであるパレスチナを支持する人々が多いことを知りました。
この日は博物館訪問を諦め、翌日に行くこととしました。
代わりにバンドンのモールを散策
インドネシアでもユニクロは大人気。日本よりも値段は高めです。
バンドン工科大学へ
日本にいる時にバンドンを検索していると、一人の人物のnoteを発見しました。
インドネシアのバンドン工科大学に留学している日本人がいる!
しかも53歳!
その方の名前は宇田まことさん!
この方の存在を知り大変興味を持ちました。
宇田さんのnoteはこちら↓
宇田さんのプロフィール
日本にいる時に連絡をとり、バンドンでお会いする約束をしました。
バンドン工科大学に来ました!
バンドン工科大学は、インドネシアの理系大学ナンバー1の大学です。
建国の英雄スカルノの出身校でもあります。
初めてみるITB。
その歴史的な建造物に驚かされます。
入り口で宇田さんと合流。
髪を伸ばし、髭を伸ばした姿はまるで道を追求する仙人のように見えました。
50代で新しく大学院の学位をとること、それがインドネシアであること、そのチャレンジ精神はとても刺激をいただきました。
大学の中心にはガネーシャのマークの石柱が置かれています。
知恵の象徴であるヒンドゥー教の神、ガネーシャ。
大学創立の時に、門の下に置かれていた二体の小さなガネーシャ像にちなみ、ITBのシンボルとなりました。
ITBのことについてはこちらを参照↓
ちなみに今回訪れたITBのメインキャンパスの名前も、ガネーシャ・キャンパスと言います。
この日は残念ながら休日で講義がないため、学生はほとんどいませんでした。けれどもその美しい風景と校舎を見ることができたのはとても幸せでした。
バンドンの田舎の民家を模したレストラン
宇田さんと夕食もご一緒できることに。
夕食はオシャレなレストランで。
バンドンの田舎の民家をモチーフにしたレストランです。
好きなものをお皿に取って行き、最後にとった種類によって会計をするシステムです。
歴史の話が好きなメンバーが集まったので、インドネシアの歴史話で大盛り上がり。
とてもアカデミックで素敵な夜になりました。
お忙しい中、お時間をとってくださった宇田さん、本当にありがとうございました!