落合陽一『2030年の世界地図帳』と休校の中での学び vol.2
前回は落合陽一さんの『2030年の世界地図帳』の教育分野の記述について扱いました。
今回は落合陽一さんが予測する2030年の世界についてみていきたいと思います。
現在のユニコーン企業の数のランキングです。
ユニコーン企業とは設立10年以内の、評価額10億ドル以上の非上場のベンチャー企業です。
Airbnbなど210社を数えるアメリカが突出しており、その後を102社の中国が追いかけます。日本はわずか3社。インドの6分の1しかありません。
さあ、別の資料をみてみましょう。
2030年にはインドが世界一に。中国、そしてアメリカ、インドネシアが続きます。
これが2030年のGDPになると、
中国、アメリカ、インド、日本の順番に。
これが2050年になると、
1位中国、2位アメリカ、3位インド、4位インドネシア、そして5位に日本です。
これを2016年、2030年、2050年で比べると以下のよう。
明らかに日本の地位が落ちていることは明らかです。
そして上位の国が相当入れ替わっていることも驚きです。
1位をアメリカと中国があらそっているところは変わりません。
しかし、上位にいたヨーロッパの国々がどんどん下がり、最終的に、インド、インドネシア、ブラジル、メキシコなどが新たに上位に食い込みました。
本日のデータのまとめ
ここから読み取ることができること。
・アメリカ、中国が1位を争う
・インドが急成長
・これらの国は人口の多さと相関関係がある
・日本はどんどん下がっていく
そして僕が注目したいのはインドネシア。
ユニコーン企業数9位(日本は12位)
・・・ベンチャー企業が勢いがあります。
2030年、人口4位
GDPは2030年、9位(日本4位)
2050年、4位(日本5位)
現在では発展途上国とみなされているインドネシアは、これから間違いなく日本を越えて注目されていくと思います。
このような状況はすでに、新型コロナで休校になっているインドネシアのICTを活用した対応へとつながっていたと思います。