球種ごとに被安打と空振り、ストライクの割合トップ5を探る
今回は主な球種について、被安打の割合と空振りの割合の投手トップ5を見てみましょう。データは6月16日時点です
1.投手・打者の左右対戦別の各球種の空振りと被安打の割合
まずは投手と打者の左右組み合わせ別の各球種の空振りと被安打の割合です。
(swing(%)はswing数/投球数、swstr(%)はswstr数/投球数、被安打(%)は被安打数/投球数で算出。swstr(%)の降順で表示。)
swstr(%)はどの組み合わせも落ちる系の球が有効ですが、チェンジアップはタイミングが合わないので空振りを取るには有効な球のようです。
思ったほどは被安打率に差がないようにも見えますが、組み合わせによって差があります。左対左の被安打率が他と比べて高く見えるのも気になります。左対左は言われているほど、打者不利ではないのかもしれません。
(偏差は出していないので、感想ですが・・)
どの組み合わせもカーブ、ツーシーム、ストレートのswstr(%)が低いです。
2.球速150km以上の割合トップ5
元メジャー2名、もう少しでメジャードラ1だった1名に佐々木朗希と今井達也が入っています。佐々木朗希は凄いですが、今井達也もポテンシャルは高いです。
制限速度を5km上げてみました。佐々木朗希の出力は改めて凄いことがわかります。いつか、MLBで97マイル、この出力で投げている投手を調べてみましょう。
3.1球目ストライク割合のトップ5
初球でストライクを取れる投手のトップ5です。ストライク数は空振り + 見逃しストライクの合計値です(以下同)。対戦打者への支配力の一つにもなりますし、テンポ良いピッチングにも繋がると思います。
4.ストレートのストライク割合/空振り割合/被安打率のトップ5
ストレートは投手の基本的な能力を示す重要な球種です。ストライク、空振りを取る力、安打を許さない力が優れたストレートを評価するポイントとなるかと思います。
5.変化球のストライク割合/空振り割合/被安打率のトップ5
変化球はピッチャーの腕の振りやボールの握り方一つ異なるだけで多彩な球種があり、打者を翻弄するための重要な球種です。
ストレートでも名前が上がっている投手もいます。ストレートと変化球のコンビネーションが良い投手なのでしょう。球種によっては投手名も異なっていて投手の特色が見られます。