シェア
はるたま
2020年9月15日 11:16
広大な大陸、ローガリア、大小様々な国がひしめくその大陸の山間の谷間に、国と呼ぶには小さな小さなスパルキアと呼ばれた国があった。 1つの民族で成り立っていたそこは、小さくとも領土拡大を狙う列強諸国からも侵攻されない理由があった。それは、その一族が持つ特別な力と彼らをその力故に守りつづけている森の意志、大自然のエナジー。彼らは自然と語り作物の豊穣をもたらし、そして長は代々未来を読む力を有
2020年9月14日 17:49
このお話は、幼くして一族の指導者として生きることを余儀なくされた一人の少女と、彼女を愛し心から支えた戦士の物語です。銀の鷹姫と呼ばれた少女がいた。軍を率い、強国から一族を解放し、新天地に新たなる国を興したスパルキアの姫。銀の飛翔、彼女の進軍の様を人はそう呼んだ。 月光を反射し銀色に輝く鋭い視線、馬を駆り、その馬上で躍動する銀の髪。夕方から夜にかけての交戦を好んだ彼女が愛馬と共に戦場を駈け