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『虐待児の詩』 青い鳥の記憶

「別れの日」


君が先に 部屋を出た
 鍵を預かった僕は 玄関にへたり込んだ

「サボテンの花」を口ずさみながら
寂しさを 堪えきれなくなった涙が
 あふれ出していた

僕は なぜ泣いているんだろう
 別れを切り出したのは この僕なのに・・

##離婚

置いてけぼりの 観葉植物が 部屋の片隅で
寂しげに 佇んでいた

##言葉の添え木 「パラドックス」





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