見出し画像

ほっかいどう暮らし56 留萌市 海栄スペシャル

ご近所の飲み友達のコーイチさん(40代後半)はラーメン好きです。とは言ってもほとんど「山岡家」さんにしか行きません。「ラーメン好き」というよりは「山岡家好き」と言った方が正しいのかもしれません。

休日の午前中にはちょくちょく

画像1

「山岡家なう」的な画像を送ってきます。それも決まって「辛味噌ラーメン」。

とある土曜日の夜、いつものように近所のおじさん達とお酒を飲んでいたときのこと。

僕がコーイチさんに「よく、いつもいつも山岡家の辛みそラーメンばっかり食べられるね。どこがそんなに気に入ったんだい?」と聞いたら

「あー、山岡家の辛味噌ラーメンのいいところはねぇ

画像3

それを聞いたゆういちさん(40代半ば)が

「俺は醤油派なんだけど、やっぱり

画像3

僕としては「へ〜」「ほ〜」と言った割にはよくわからない。そこでちょっと考えた。

画像4

チーン

「わかった、明日ラーメン食べに行こう。『味噌ラーメンぽくない味噌ラーメン』に『醤油ラーメンぽくない醤油ラーメン』」

それで翌朝早めの時間に出発。30分ほど車で走ったところで

「おいおい、どこへ行くんだい?」

と聞かれたので

画像21

「はぁぁ?ラーメン食べに留萌!?」「まだ3時間近くかかるぞ!」「だめだ!引き返せー!!」

まあ「引き返せ」と言われても、運転してるのは僕なので(笑)

ブーブー文句を言われながら約3時間。やってきましたのが

画像7

JR留萌駅。

目指すお店は、駅のすぐ横にあります

画像7

「駅前 海栄」さん

人気のお店のようで、11時半の開店前からけっこう人が並んでいました。

それでもなんとか3人並んでカウンター席に座り、僕がメニューを指差して

「これこれ、この海栄スペシャルを食べにきたんだよ」

画像8

海栄スペシャル(正油とみそのブレンド)

画像10

「まあまあ、せっかく時間かけてきたんだし、スペシャルだし」などと説得して「海栄スペシャル」を3つ注文。お客さんが多かったのでちょっと時間がかかりましたが、やってきました

画像9

海栄スペシャル。

一口スープを啜ってみると、確かに味噌も正油も感じられる不思議な味。それでも豚骨系のコクのあるスープが細めの麺によく絡んで

画像11

うまい!!

これにはおじさん達も

画像21

すっかりスープも飲み干して

コーイチさん 「確かに味噌ラーメンぽくない味噌ラーメンだったわ」

ゆういちさん 「思いの外醤油ラーメンぽくない醤油ラーメンだったよ」

満足してお店を出た後、駅前にあるお土産屋さんに寄って

画像13

「カズチー」(留萌特産のカズノコを燻製にしてチーズに練り込んだ人気商品。プチプチした食感がたまらない)を購入しました。

さてさてラーメンを食べ終わってからというもの、おじさん達はなぜか

「〇〇ぽくない〇〇」

にハマったらしく、やたらと使いたがります。

おじさん二人からは「興味ないから嫌だ!」と拒否されたものの、僕が「どうしても見たいから」とちょっと足を伸ばして見に行ったタコの滑り台

画像14

ここでは

画像15

それから「日本の夕陽百選」にも選ばれた夕陽の名所黄金岬へ行ったのですが

画像16

日没まで6時間もあるので、さすがに待ってはいられません。「今回は夕陽は諦めよう」と言ったら

画像18

その後は日本海の海岸線を南下し、厚田の道の駅へ。

厚田の道の駅の裏の丘を上ると「漁港が一望できる展望台」があると聞いていたので、行ってみることに。

割と急な坂道を息を切らしながら上った先に展望台が、あるにはあったのですが

画像19

どうもそこは

画像20

「恋人の聖地」と呼ばれる場所らしいです。(南京錠がいっぱいぶら下がっていました)

「まぁ、せっかく苦労して坂道を上ってきたんだから展望台も見てみよう」と階段を上り、コーイチさんとゆういちさんが二人並んで海を眺めていて妙にいい雰囲気だったので

画像18

「や、やめなよ!」「そういうんじゃないから!!」

そんなこんなありながら夕方過ぎに帰宅。

家に上がると妻がいたので、「ただいまー。お土産に『カズチー』買ってきたよー」と言ったら

画像21

でた!女っ「ぽくない」妻…。

おしまい

(実際にはマスクの着用、黙食などには気をつかっています)


いいなと思ったら応援しよう!