ほっかいどう暮らし40 登別閻魔やきそば
4月も半ばを過ぎると、北海道もめっきり春めいてまいりました。
しかし季節は寒暖を繰り返しながら移り変わっていくようで、その日は朝からみぞれが降るほどの冷え込みに。
「こういう寒い日は温泉がいいんじゃない」と近所の飲み友達のオジさんからお誘いがあり
「ゆういちさん(40代半ば)」と「タケちゃん(同じく40代半ば)」と僕の3人で温泉に出かけました。
向かったのは
言わずと知れた北海道の名湯「登別温泉」。
登別温泉って本当に良い温泉で、いつ行っても楽しめます。白濁したお湯に硫黄の香り、心も体もぽっかぽか。温泉街も風情があります。
しばし温泉を楽しんで一休みしたところで、ちょうどお昼に。僕が「せっかく登別まで来たんだから『地元飯』とか『ご当地グルメ』なんか食べたいね〜」と言うと、室蘭出身のタケちゃんが
しかし実は僕、「辛い」の苦手なんです。「あの〜閻魔やきそばって、なんか辛そうな響きなんですけど」と恐る恐る聞いてみたら、タケちゃん曰く「大丈夫、辛いって言ってもピリ辛程度だから」とのこと。
それではみんなで「登別閻魔やきそば」を堪能しようということに決定。
登別閻魔やきそば
「登別閻魔やきそば」を提供するお店は登別市内約30店舗ほどあるそうですが、今回お伺いしましたのが登別ICに近い
「わかさいも本舗登別東店」2階にあります「レストラン桜」さん。
こちらの施設には「地ビール製造所」も併設されていて
1階のショップでも買えますが、工場直送のビールをレストランでも味わえます。
席に案内されて、すぐに目に入ったメニューが
閻魔焼きそばと「青鬼地ビール(ピルスナー)」をセットで頼むと、ビール100円引き。
席に着くと、すぐに注文を取りに来てくれました。直前まで「閻魔やきそば」の話で盛り上がっていたはずなのですが
はっ?…ま、まぁ、食べたいものを食べるのが1番です…。
(実際には全員マスクをしています。念のため)
さてこの「登別閻魔やきそば」ですが、「登別ブランド推進協議会」公式サイトによりますと、3つの掟があるそうで
掟その1 北海道産小麦の平麺を使う
掟その2 閻魔大王の指定の秘密のたれを使う(ゴマ風味の効いたピリ辛のタレ)
掟その3 登別産または登別近郊の食材を使う
以上の掟を遵守した上で、提供店独自のアレンジを加えることは可能なのだそうです。
しばらくして出てまいりましたのが、まず
青鬼地ビール。そして
こちらが「閻魔やきそば」。おにぎり付き。
こちらではメインの地元食材として、近郊の「白老豚」を使用しています。他のお店では登別産の卵や近郊で獲れた魚介類を使っているところもあるそうです。
麺はモッチモチの食感で、ピリ辛ソースがよくからまって
うまい!
さらに「閻魔やきそば専用」のラー油
「えんまのなみだ」が添えられていて、これをかけると「旨味」と「辛み」が増すのだそうです。
辛いもの好きのタケちゃんは、この「えんまのなみだ」をけっこう多めにかけて食べていて
「へぇ〜、そうなんだ。どれどれ」と、僕も端の方に少しだけかけてみました。たしかに「コク」や「旨味」が増すように思うのですが
(そう言えばお店の人が「辛味が足りなければお使いください」って言ってました…)
その後やきそばを食べ終わったタケちゃんが
「閻魔やきそばソース」で味付けされたおにぎりを食べながら
「へ〜、そうなんだ。どれどれ」と僕も食べてみると
それでも、美味しい地ビールとピリ辛やきそばで、もう一度ぽっかぽかになって家に帰りました。
おしまい
あまり触れませんでしたが、地ビールがかなり美味しかったです。