ほっかいどう暮らし52 岩内町 えび天ラーメン
先日、近所のおじさん達とお酒を飲んでいた時のこと。
その日は珍しく些細なことで言い合いになり
「あんた、あの時言ったでしょ!」
「いいえ!言ってません!!」
「言った」「言わない」の水かけ論に…。
そのやりとりを横で聞いていた僕が
「そうそう、『いわない』と言えば
「はぁぁ?なんの話だ?」「なんだよ、えび天ラーメンって?」
「なんだよ」と聞かれたので雑誌や携帯の画像を見せて岩内町の「えび天ラーメン」について説明すると、「おおっ!美味そうだ!!」「早速明日行ってみよう」ということに。
残念ながらゆういちさんは「仕事があって行けない」とのことで、
ゆういちさん「岩内町に美味しい蒲鉾屋さんがあるから買ってきて」
コーイチさん「へぇ、どれどれ…これかい?『カネタ吉田蒲鉾店』。創業明治32年だって!!」
ゆういちさん「日曜日は営業してるかなぁ」
コーイチさん「なんだか美味そうな蒲鉾がいっぱいあるねぇ」
などと盛り上がり
「そう言えば、さっき何の話をしてたんだっけ?」「さぁ…忘れたわ。もういいんでない?」
まあ、だいたいいつもこんな感じです。
さて、翌日の日曜日は朝ゆっくりめに出発。倶知安・ニセコ辺りを走っていたら、突然コーイチさんが
「いやいや、北海道に住んでたら牛なんて珍しくないでしょ。なんだい、今さら。観光客の方ですか〜」なんて言ってたら
う、牛?柵ないけど!道路脇で放し飼い?!
なんてこともありながら、走ること2時間半。やってきたのは、岩内町『道の駅いわない』向かいにあります
ささや食堂さん。
お店に入ってすぐのところに券売機がありまして
「岩内港ラーメン」や「土佐犬ラーメン」も気になるのですが、ここは「えび天ラーメン」を購入。
テーブル席に着いて食券を渡し、待つこと7〜8分。出てまいりましたのが
えび天ラーメン。
あっさり目の塩ラーメンに揚げたてのえび天が2本。
実はこのラーメン、ただ単に塩ラーメンにえび天を乗せたものではなく
天ぷらに合うように鶏清湯と蕎麦ダシを使ったWスープで、あっさりの中にも深いコクを出しているのだそうです。
最初の天ぷらの「サクッ」から、後半の衣がスープに馴染んだところまで美味しくいただきました。
さて、お腹がいっぱいになったところで、まだお昼前。「これからどうする?」と言う話になり
「せっかくいい天気だから、神威岬まで行ってみよう!」
神威岬は積丹半島の突端にある岬で、岩内町から南に約50Km先。
海岸線を走ること1時間
神威岬に到着。
海へと続く遊歩道を歩ききった先に
しゃこたんブルー!!
僕もコーイチさんも初めてだったので、かなり感動しました。
その後駐車場脇のお店で
ミニ提灯をお土産に買い、積丹半島をぐるりと回って帰りました。
家に帰ってコーイチさんとお酒を飲んでいると、しばらくしてゆういちさんが仕事から帰ってきて
コーイチさん「えっ?買ってないけど」
ゆういちさん「え〜っ!買ってくるって言ったしょ~!」
コーイチさん「いや、買ってくるとは言ってませんよ!」
…はじめに戻る?
おしまい
さすがに「お土産はちょうちんだよ」とは言えない…。