ほっかいどう暮らし41 北海道の中華まんじゅう
近所に住む飲み友達のゆういちさん(40代半ば)が競馬で当てたらしい。夜に、同じく飲み友達のコーイチさん(40代後半)とお酒を飲んでいるところへやって来て
時間も遅かったので「じゃあピザでもとろう」と、ゆういちさんが電話で注文をしたのですが
おいおいおい、3人しかいませんよ…。
お腹いっぱいピザをご馳走になって、僕が「ご馳走になりっぱなしっていうのも気が引けるから、今度好きなもの買ってくるよ。何か食べたいものある?」と聞いたら
はっ?中華まんじゅう?そんなのお安い御用。
「中華まんじゅう」とは、こし餡をどら焼きのようなパンケーキ状の生地(中花種)で包んだ和菓子のことです。
どら焼きと異なるのはその形状で、丸ではなく三日月形と言いますか、どちらかと言うとバナナのような緩い湾曲をつけた横に長い形になっています。
和菓子屋さんにはたいてい置いてありますが(画像は小樽の老舗和菓子店「新倉屋」さん)
スーパーでも普通に売られています。
しかし僕にとって「中華まんじゅう」とは、お葬式の祭壇に高く積まれていたり、法事の際仏壇に供えられているお菓子で、あまり普段食べるイメージはないのですが…。
それでも「食べたい」と言うのですから、美味しいやつを買ってあげようと色々調べてみたところ、石狩市浜益の「ふじみや」さんの中華まんじゅうが人気らしい。しかも「道の駅石狩あいろーど厚田」限定で「ふじみや」さんの特大中華まんじゅうが買えるみたいです。
ということで次の日曜日、日本海を眺めつつ片道2時間かけて
「道の駅 石狩あいろーど厚田」へ。
しかし残念ながら「ふじみや」さんの中華まんじゅうもどら焼きも入荷待ちで、棚は空っぽ。店員さんに聞いても「いつ入ってくるかわからない」とのこと。
ならば直接お店に行ってみようと思い、道の駅からオロロンラインを走って20Km先の
「ふじみや」さんへ。
こちらでも「特大中華まんじゅう」を売ってました。1本1,400円とちょっとお高めですが、せっかくなので2本購入。(ちなみに普通サイズの中華まんじゅうも売ってます)
さすがに「特大」というだけあって確かに大きいです。下に並べたどら焼きが一般的な大きさの物ですので、だいたい4つほど並べたくらいの大きさでしょうか。
中には程よい甘さの「こし餡」がぎっしり詰まっています。お店で手焼きしていた生地もふわふわで美味しいです。
「これはきっとゆういちさんも喜ぶぞ」と、夜みんなでお酒を飲んでいるところへ持っていきました。
そこでゆういちさんに「はい、この間のお返し。浜益の『ふじみや』さんの特大中華まんじゅう、召し上がれ」と渡しました。
「うわぁ、デカイな!」「うまそうだ!」「食べ応えありそ〜!」とか言うかと思ったら
えぇ〜!それは「肉まん」でしょ〜〜〜〜っ!!
おしまい
「豚まん」とも言います…。