かたなかけいわ(いわないちょう)
油絵 A4号 横333x縦242 2021年10月制作
水上勉の「飢餓海峡」は、昭和29年(1954)9月の台風15号による岩内大火と青函連絡船洞爺丸の遭難を、敗戦直後の22年に移しかえ、人間の「飢餓」を描いた物語でした。
『巨岩怪石が波に洗われる雷電海岸に立った時の戦慄が動機となって』
と述懐しています。
北海道の海岸線は源義経伝説だらけで、ここも例外ではありません。
「義経雷電越え」がそれであり、雷電岬の突端の刀掛岩も弁慶にちなみます。
昭和38年に雷電トンネルが開通し、国道229号で寿都町方面への通過は容易になりました。
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