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しょうわしんざん(そうべつちょう)
油絵 F3 キャンパス 横273×縦220 2015制作
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初めて昭和新山を見たのは中学の修学旅行なので
60年以上前になります。
その後も洞爺湖方面に行くたびに訪れていました。
ところがどんどん景色が変わってきているので、
早いとこ描いておかなければと思っていました。
昭和新山は昭和18年から2年間で標高398mの高さ
になったのですが、溶岩の熱で焼かれてレンガの
ように固まった姿が魅力的です。
かつては、大地から見上げることが出来たので、
より迫力がありました。
そうして、山の中腹まで登ることもできたのです。
それが裾野は森林となり、中腹までは雑草が茂り
緑色となりました。
どことなく昭和新山が小さくなったように見えます。
お土産屋の人に、下から見ることができる場所はないか
を聞きましたが、今は無くなったということです。
観光客も変わりました。
今は、おそらく7割は東南アジアの人たちです。