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毎日note更新チャレンジ。3月17日。巷で噂の飲むあんこ。


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年明け頃からでしょうか。

アスリートさんのTwitterやインスタでちょいちょい話題になるこちら。
ずっと気になっていたので購入してみました。(ミーハー)


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(アイスホッケーのパックはサイズ感を伝えるために添えました)


「飲む」あんこ。The ANko。(by築地果汁創作所様)


タイプは3種類。

つぶあん

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しろあん

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こしあん

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横から見ると厚みはこれくらい。

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(アイスホッケーのパックはサイズ感を伝えるために添えました)



重さの感覚はだいたいこれと比較してください。笑

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アイスホッケーのパックよりやや軽い。(一家に1個、パック所持を推奨します)



質感はこんな感じ。

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というかこれ……

めっちゃ美味しいです……!飲みやすい甘さ!
この味だけでも試す価値あるかも。



飲むあんこの特徴・セールスポイント

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「塩分ゼロ」で思い出したことが。


私がちょうどスポーツ栄養を学び始めた2014年に、アスリート向けの差し入れは何が良いのか?を色々調べていたことがありまして。
その時に、井村屋のスポーツようかんを知りました。

ポケットに入れられるサイズ、ポケットに入れても形が崩れない、高温で溶けない、片手で簡単に補給できる、という点で主に自転車競技の方に重宝されている記事を当時よく読んでいたと記憶してます。(エネルギーを要する登山の補給食にも重宝されてますよ)


しかもしばらく見ていないうちに、

カカオ味まで登場してた。すごい。



というか、今やスポーツに効果的なようかんとして、井村屋さん以外にも商品が増えてました。
手軽で片手サイズなようかんって、需要度が高いんですね。

こちらの記事、解説がものすごくわかりやすいのでオススメです。



で、

ようかんの話をわざわざ用いたんですけど、

同じ小豆を用いた製品でも、ようかんと、この飲むあんこ、目指す着地点がちょっと違うんじゃないかな、と感じます。


ようかんは、ミネラルの補給を目的と考えて塩分も補給できることを謳ってるんです。(なので、自転車競技やマラソン、登山などの長時間運動に適しています。失われていくミネラルを補給するのが目的)
対して、飲むあんこは塩分ゼロであることをメリットに位置づけていますね。

アスリートにももちろん適正な塩分は必要なのですが、飲むあんこはミネラル補給が主目的ではない、と考えられます。


飲むあんこが商品価値として前面に押し出しているのは、


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たぶんこれ。

炭水化物とたんぱく質だと思う。
(脂質ゼロにも触れたいところですが、ややこしくなるので今回は割愛)



じゃ、炭水化物とたんぱく質が具体的にどんな風にアスリートに良いの??って点について、もうちょっと具体的に知りたくないですか?

飲むあんこの成分値を見るといちばん数値が高いのが「炭水化物」です。
なのでちょっと簡単に、「炭水化物」の部分にクローズアップしてみましょう。(栄養士だったのは昔の話で、基本素人なのでそのへんはお許しを)


まずはじめに、「炭水化物」っていうのはじつは、

「糖質+食物繊維」=「炭水化物」

っていう意味です。


(飲むあんこは食物繊維の値も優秀なのですが、そこも今は割愛)


で、その糖質が体内でどんな働きをするのか?というと、


グリコーゲンになります。
(人を車に例えるとしたら、グリコーゲンはガソリンの役目です)

グリコーゲン


アスリートに大きく関係するのはたぶん、筋肉に貯蔵された筋グリコーゲンだと思います。

筋グリコーゲンは必要に応じて分解され、グルコースに。
更にこのグルコースを分解する過程でATP(アデノシン三リン酸)がつくられます。


この、ATP(アデノシン三リン酸)っていうヤツが「エネルギーを蓄える物質」で、人体はコヤツをが蓄えたエネルギーを利用して筋肉を収縮させたりしています。

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いや、ホント。
そうなんっすよ。


ATPについてはこちらのサイトの説明がユニークで面白いのでぜひ。

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こうして考えると、アンパンマンがあんこの入った顔を困ってる人にあげるのはけっこう理にかなってたりします笑。


で?

なんで飲むあんこなの?って話に戻るとですね、


筋肉が貯蔵できる筋グリコーゲン量は決まっていて、
運動をすることによってそれが減っていく。


ゆえに、『糖質を補給しよう』っていう目的があるから、

飲むあんこ、なんですね。


(伝わるだろうか……不安しかない)



トレーニング前の補給の目的は、グリコーゲンの貯蔵。

トレーニング後の補給の目的は、グリコーゲンの回復促進。

大きくこの2つかと。



特に、トレーニング後の糖質の補給は次のための準備にとても大切と言われていて、トレーニング後できるだけ早く(30分以内、と書かれている教科書が多いです)摂ると効率よく筋肉へ取り込まれるとされています。


しかも、糖質と「たんぱく質」を一緒に摂ると、筋グリコーゲンの合成率が2倍近く高まるというデータもあります。


はい、「たんぱく質」がここで出てきました。



飲むあんこの成分値をもう一度見てみると……


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ですね!



これが、糖質とたんぱく質を同時に、そして時間をかけず手軽にすばやく摂れる「飲むあんこ」の良いところのひとつ(と根拠)、なのではないかと思います。



*



食事に関するツイートで有名な料理アスリート・松本翔選手。
過去に和菓子についてツイートしています。
こちらも参考になると思いますので貼っておきますよ〜。


(というか、実際アスリートとして戦っている方の説得力にはやっぱり素人は敵いません。栄養学について良い発信をされているアスリートさんってかなり多いので、自分に合う方や参考になりそうな方を探してみてください!)





無い知識をむりやりまとめて記事にしてみましたが、

誤りや、知識として古いものなどがあればご指摘いただけるとありがたいです。よろしくお願いします。


栄養士の仕事ってじつはプレゼン稼業で、「人に栄養学を説明する」仕事がすごく難しいってよく言われてました(私の周りでは、です)。
それをいま実感してます笑。



難しいこと抜きにしても、単純にホントにあんこが美味しいので興味がある方はこちらから。


飲むあんこ公式ブログでは新しい情報も発信されていますので参考に。



ちなみにこのブログ内に、

チアパックの飲み口に残るあん残り問題(笑)について書かれている記事があるのですが、

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↑ これね(笑)。



私はこうやって、

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ハサミでパッケージ部分を切り、空気が通るようにしてから思いっきり吸いこみました。

(ふだんハサミ持ち歩かないでしょうから実用的ではないです笑)


結果、綺麗に吸えます。(画像にするとなんかお見苦しい気がするんですがすみません載せます)


何ならこのあと、残ったあんをスプーンなどでかき出すことも可能でしょう。

もったいないからね!




ではスッキリと飲み終えたところで、これにて。






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