とある朝の風景。無言の檻。みんな幸せなのかなぁ…。
月曜の朝から、JRを乗り継いで小樽へ来ています。
月曜と火曜の2日間で3つ受講し、ヒーラーとしての学びを深めているところ。
自分の感覚だけではなかなか言語化が難しい部分とか、きちんと学ぶことで人へ伝えやすくなったり、説明しやすくなったりします。けどまぁ、まだまだまだまだ。始めたばかり。少しずつ。
宿泊したホテルはGo toキャンペーンのおかげで割安に。
1000円クーポンもいただいて、とても助かります。
新しいホテルだったみたいで、鏡が印象的。
ちょっと横浜にいる気分になった(笑)。(ベイスターズファン)
さて、今日のnoteはその、小樽へ向かう朝に居合わせたJRでの出来事がインパクト強すぎたので、今日出かける前に書いておきたいなと思った。
私の地元は田舎なので、ほとんどの高校は最寄りの市内に集約されていて、高校生のみなさんの多くはバスやJRで通学します。
地元発のJRは車輌が2輌しかありません。
その2輌が朝は学生さんで一杯になります。
月曜の朝私が乗った地元発のJRも、最寄り市内へ向かうまでのいくつかの駅を経ながら学生さんで一杯になったんだけど、終着まであと2駅くらいの駅で、乗れない学生さんが車輌からはみ出てまだ列を作っていました。
当然、奥の方にいる人たちが詰めてくれる、と思ってた。
思ってたんだけど。
そこから時間が止まったみたいに。
列車も、人も、車内の空気も。
ぜんぶ止まってしまった。
最初は、「ん???」と思ったんだけど、そのうち運転手さんが車内放送してくれるでしょう、と。
思っていた。
思っていたんだけど。
待てど暮らせど、放送すらもかからない…。
ん???
んんん???????
と思っている間にどんどん時間が過ぎていく。
車内はシーン……としてる。
乗ってる人はみんな下を見てスマホ。
おそらく仕事に向かう大人の人もちらほらと乗っている。
けど、誰も、何も、言わない。
いちばん不思議なのは、乗れない生徒たちも、車輌からはみ出て並んだまま立ち話して笑っている光景。
誰も、「乗りたい」とも「詰めてください」とも、言わない…。
ただただひたすら、時間は過ぎてく。
いや、過ぎてくっていうよりホント、時間が止まってしまった。困惑。
私も旅行用のキャリーを引いてたので、奥へ行きたくても動けない状態だったんですが、でも、それよりも何よりも、気圧された。
異様な空気に圧倒されて、声が出ない。
ふつうに「乗れない人いるので詰めてください」って。言えばいいだけ。
ただそれだけのことが、できない…!
何だろう。集合意識に圧倒されて、自我が負けてる。たぶんそれ。
いや、どうしようこれ…。
いつになったら動けるんだろう…って。
もしかしたらそれほど長い時間じゃなかったのかもしれない。
けど、果てしなく長く感じた。(終着駅で時計を見たら、遅れはわずか4分だった。いや…でも停車してた時間はそんなもんじゃなかったと思うんだけどなぁ…)
今書いてるこれ、車内の異様な雰囲気、伝わりますかね…?
もっとうまく書けたらいいんだけど、難しくて。
そのうち運転手さんがボソボソっと、詰めてください的なアナウンスを2回くらいして(2回もだよ…。しかもその2回目のアナウンスまでがまた長かった…)、ようやく奥のほうの人たちが僅かに動いて、全員が乗って。
何事もなかったように列車は動き出し。
無事に乗れたはずの一番最後に乗った生徒は、当たり前のようにタラップに座り込んだ。
…え、そこ座るんだ…(笑)。
なんか…。
なんていうか…。
すごい光景に居合わせたなぁ、って。思った。
列車が動き出してしばらくしたら、ちょっと涙が出てしまって。
なんかねぇ…何だろうね。悲しいなぁって思った。
以前のnoteで書いたように、エンパスの自分はこういう時、周りの人の感情がたくさん流れ込んでくる。
その感情が素直に、「悲しい」と感じていた。
何が悲しかったんだろう、って。考える。
まず、運転手さんが、生徒さんたちのことを絶対的にお客様として見ていない。
この子たち、大事にされてないなぁ…って。
それがいちばん悲しかった。
毎朝こんな扱いをされて、学校へ行ってるの?
いつもこんな朝の始まり方、しているの?
こんなスタートで、1日楽しく過ごせるかい?
聞きたかったけど聞けなかった。余計なお世話だろうし、何より声を出せなかった私もその時点で負けてる。負けた大人には説得力がない。
マジでごめんと思った。
悔しいわ…。クソが…。(by中堂系)
わかんないけどさ、
もしかしてこの子たちが、いつもこんな風に、誰も声をあげることなく、ひたすら状況が変わるのを待っていて。
言いたいこと言えなく暮らしてるのだとしたらって考えると。
生きにくくないかな、と思う。
生きにくいんじゃないかなすごく…。
都会の満員電車で押し合いへしあいしているほうが、まだ元気なんじゃないかと。そんな風にも思えたりして。(いや、そんなことはないか)
この土地に生きるひとりの人間として。
何が出来るだろうなって思った。
みんなが見下ろしてるスマホの向こうには、田舎にはない楽しいことも、つながりも、いっぱいあるかもしれない。
けど。
そもそもここで生きている以上、「ここ」にも楽しいこと、幸せなこと、光がないと生きにくいんじゃないかと思う。
それらは、自分たちで創っていかないと誰も与えてはくれないもの。
あの子たちがもう少しだけ、車内で楽しそうにお喋りできるような。
たわいないことを幸せに感じるような。
自分は大切にされている、と実感できるような。
そんな日常を送れるように。
自分に出来ることを私はまずやるべき。
昨日学んだ講座の中にこういう考え方があった。
誰かが輝くには、まず自分が輝くことが先。
人と人が幾何学模様で繋がりあって構成されているこの世の中の、ひとつひとつのパーツが輝くにはパーツ自身が輝くしかない。
と、いうわけで、今日も行ってきます。
学ぶしか、今は出来ないので!
いただいたサポートは形而上学と魔法の学び、そしてヒーリングサロンを通じて必要としている方へのサポートとして循環させていただきます。