アスパラに感動する。
こんばんは。
わたしが主宰する、イタリア料理教室クチナイトでは毎年、道南の今金町のシゼントトモニイキルコトのアスパラで、アスパラ三昧アスパラ祭をします。自然農法、オーガニックの生産者です。
今年は残念ながら祭は出来ず。でも4品で開催できました(祭りだろ?)。緊急事態宣言にびくびくして、「今月はできるのか?問題」の中での開催です。いつもよりひと月遅れなのも畑の様子を気にしながら。
セカンド品はいつもはサイズがもっとバラバラですが、今回は細めが多かっったです。
わたしはMサイズが、皮の柔らかさや香りもたっていると思っていたのですが、シゼントトモニイキルコトのSサイズには衝撃を受けました。
細い、甘い、香る、なんですか、これは?
細いのは、味がのっていないって何の話ですか?
穂は噛むとホロホロ崩れていく感触です。
参りました。
アスパラの食感は、シャキッと、サクッと、そしてホクッと。
焼いてシャキッ、茹でてサクッと、蒸してホクッと。
全部やりました。
アスパラの下の方をフープロで撹拌して生地にしてグラタンに。上の方は焼きます。
蒸しは、太めのを昆布締めにして、その昆布ごと塩釜焼きならぬ塩蒸しに。
皆びっくりのおいしさです。
そして隠れた圧巻は、折った硬いところと鶏もも肉を昆布締めした後の昆布を煮出しただけのスープ。
アスパラの甘さ、青い香り、かすかな苦味。アスパラのすべての味がしっかり出ているスープは、このアスパラでならでは。
アスパラを茹でるときに、折った硬いところを縦に割って水から入れるのですが、茹でた後に味見したら、捨てるにはもったいないおいしさで、スープにすることにしたのです。
細いアスパラも太いのと同じアスパラでおいしいと言ったのは、近所の八百屋のお母さんですが、今回のアスパラは、その言葉を証明するような、超えるような、ある意味「作品」であると思いました。その土地の風土、畑の位置や土、水、農業技術。ある作物の個性を引き出す農業者のものすごさ。
⇧ソガイさん。(⋈◍>◡<◍)。✧♡
クラブハウスの友達のルームでアスパラの話になって、ジェットファームとシゼントトモニイキルコトのアスパラを食べてみて欲しいと話したのですが、こちらにも書きます。
ぜひ食べてみてほしいです。
ジェットファーム、長谷川さんのアスパラのことはこちらです。