ごはんにのっけるイタリアン㉒豚肉のスカロッピーネきのこソース
こんばんは。
きょうごはんにのっけたのは、豚肉のスカロッピーネです。
スカロッピーネって???
薄切りの肉を焼いてワインなどお酒でじゃっとやったりして、スープや果汁などでさっと煮る家庭料理です。
日本でいうと照り焼き的位置でしょうか。
仔牛肉で作ることが多いですが、他の肉でも作ります。
わたしが最初に習ったのは、マルサラ風味のスカロッピーネ。
マルサラはシチリア西部のお酒で、シチリアで習いました。
なーんておしゃれな味だろうと、食べて嬉しくなりました。
ヴェローナのレストランでは、かんきつ類を使ったソースが人気でしたよ。
では、白いごはんにのっけるやつを作っていきましょう。
きょうは、トマトきのこソース仕立てです。
材料
豚ロース肉薄切り100gくらい、きのこ各種(なんでもいいです)80~100g、粗塩&砂糖ひとつまみ、水小さじ1,小麦粉小さじ1,オリーブオイル大さじ1+小さじ1、白ワインかロゼワイン 小さじ2
★無塩トマトジュース 100㎖、市販のデミグラスソース小さじ2,味噌小さじ1、隠し味の醤油小さじ1/2くらい、粗びき黒コショウ
◎ひとりぶんをチャチャチャーっと作るイメージです。ふたりなら倍量にして、やっぱりチャチャチャーっと作ってください。
お味噌はトマトと合わさるとチーズの味になる木曽のこうじ味噌を使いましたが、おうちにあるもので。出汁は入っていない味噌にしましょう。
👉お肉を2つか3つに切ります。薄切りでトレイに入っているとくっついていますね、そのままでOKです。このくらいの量だし、キッチンはさみで切りました。粗塩と砂糖を振ります。
👉水を加えて混ぜます。塩と砂糖が水といっしょに肉に入りこみます。
そして、折りたたまれてくっついている肉がはがれやすくなります。
👉小麦粉をはたきます。
砂糖と水と小麦粉効果で、肉がやわらかく仕上がるんですよ。
👉フライパンにオリーブオイル大さじ1をひいて、肉を広げて並べてから強火にかけます。少しくらい重なっていてもかまいません。細かいことは気にしないでください。
でも!いじらずに片面に焼き目がつくまで焼きます。ここは肝なので、気にしてください。
さぁ!焼き目がついたらひっくり返して、さっと焼き、火を止めてワインをじゃっっと入れてください!
火をつけたままワインを入れると盛大に燃え上がりますからね、止めてね。
すぐに再び火にかけて、アルコール分を飛ばします。
火加減はずっと中強火でOKです。
👉肉はいったん取り出します。
そして肉を焼いてる間にきのこをほぐしておいて、入れます。
👉肉から出た油だけで焼きたいのですが、そううまくいかないのが人生です。マイタケにオリーブオイルが輝いていますね。小さじ1ほど入れました。
👉いい感じに焼けてきましたね。ここで調味料チームを投入しますよ。
トマトジュースは、ピュレや缶詰とくらべるとあっさりしているので、
肉につけた小麦粉とデミグラスソースでとろみと味の深みを出します。
デミグラスソースは少し使ったらこの袋のまま冷凍してしまいます。
そしてごはんにもっと寄せるのは味噌です!!
👉お肉を戻し入れて汁がソース状になるまで煮ます。
👉黒コショウと、隠し味は醤油です(^^♪。小さじ1/2入れて味見してください。
一口大にするのに3つに切りましたが、2つに切るとフライパンに並べ入れるときに数が少ない分、簡単です。
👉盛り付けて、アクセントにオレガノを振りました。味にリズムができます。
とろっとしたソースが具にもごはんにもまとわって、肉はやわらかくきのこは食感がしっかりしていて、さくさく食が進みます。
秋と冬の間のこんな日にぴったりの、こっくりした味のトマトソース仕立てです。
イタリアーンでニッポーンなスカロッピーネの豚丼といったところでしょうか。
よかったらどうぞお試しあれ~。