羅臼昆布のヒミツ。合言葉は「あんじょう」だ!!
こんにちは。
昆布漁が始まって、夏、夏、夏!!の北海道です。
きょうは、羅臼昆布のヒミツのお話です。
海ではこんな昆布が、
こんなになるのは乾かしたから、だけではないのです。
途中なんかこうですよ。乾いているけど緑色だし、ぴろぴろしてるし。
海の中で茶色かった昆布が、乾いてこげ茶色なのはわかるけど、
途中で緑になるってかい!(北海道弁:途中で緑になるっていうんですか!)
漁で水揚げされた昆布は、乾燥される、ところまでは普通ですが、
ここからが、羅臼昆布の「変態」ワールド開幕です(最大級の誉め言葉です)。なんと23工程。(仕事の段落で数える工程数は人によって違いがあります。)
その始まりはといえば、せっかく乾かしたのに、おてんとさまのおかげで乾いたのに、
夜露に当てます・・・・・なにぃ~!!!どーして?
夜中に、干場に広げて、乾いた昆布を湿らせます。
・・・・・・・・・巻くためです。
だったら、生乾きの時に巻けばいいじゃんねーっ!!
いえ、それではいけません。なんと夜露でなければならないのです。
その結果こうしてきれいに巻くのに、この後また伸ばすんです。
・・・・・・・・・なんで❓❓❓
伸ばしてそしてあんじょうします。
ここでヒミツの合言葉、「あんじょう」登場です。
ぜひ、下のリンク先「エシカルはおいしい」をご覧ください。
★羅臼昆布は手をかけるほどにおいしくなる
★乾燥しても昆布は生きている
★値段が高いのには理由があった
羅臼昆布が味わいを深めていく様が、編集の神吉佳奈子さんの、熱くて優しい言葉たちで語られています。引きこまれて読んでいると、
ついついニコニコ笑顔になります。
漁師の井田さんは言いました。
「こんなにやる羅臼の漁師、ちょっと変なんだわ」
(ちょっとかい❓。。。。( ̄▽ ̄))
写真中央が井田さんです。皆で昆布の成型体験をさせていただいています。
こうして初めて、あの味のしっかりした出汁が出て、切れ端を煮ものに入れると味が決まって、出汁がらはやわらかくて使いやすい、羅臼昆布ができるのです。
ここで、漁に至るまでの、今年の春からの養殖昆布のお世話の様子を。
現場から漁師の大友さんのレポートです。
さぁて、羅臼では漁が始まりました。養殖昆布から始まって、天然昆布へ。
新しい物語の始まりです!!!
*写真は羅臼の漁師、大友竜治さん撮影です。