なすとピーマンのコチジャン炒め
夏といえば、なす!
イタリアのシチリア島では、でっかいなすを輪切りにして、塩を振って灰汁を出し、その灰汁をふきとって素揚げしてからトマトソースとパルミジャーノチーズとあわせる料理がお約束。暑い熱いうまいやつ!!!
その、なすの扱いにも、時々油が飛んでも意に介さず、なすを揚げ続ける先生に驚き、ダイナミックさに「やっぱりいいなぁ、こういう料理好きだなぁ」と、目をハート型にして手元を見ていたものでした。
転じて日本のなす料理といえば、お醤油としょうがをあわせたり、お味噌と合わせたり、シンプルに焼きなすとか。
淡泊ながら、しずか~に味を主張する野菜、なすを発酵が醸した味と合わせて味わい深く。
さてわたしには毎年、なすの食べ方のブームがあります。もう、そればっかり食べてる。(笑)
今年のマイブームは、薄く切ったなすに薄い衣でカリッと揚げたてんぷら。
電鍋で蒸して生姜とお醤油。
そしてこれです!
鍋しぎは、なすをシギ(鳥の名前)に見立てた、味噌で味をつけた、もとはお坊さんの料理とか。お肉食べたい、精進だから食べられない、ならば見立ててしまおう。って料理です。
シチリアにもありますよ、イワシを肉(鳥)に見立てた料理。
どこでも、ひとが食べたいものを工夫して自分達に合った食材で作り出すのは、尊い。
で、本題。
今年のわたしは、味噌をコチュジャンにしてみました。そして梅干しを使います。梅干しは酸味だけでなく、味に深みを与えます。
ひき肉を入れて、ピーマンを加えて、主菜のボリュームです。
それでは作っていきましょう!
1梅干しは種を撮って小さく切り、★の調味料と混ぜておきまーす。
2なすは、ヘタをとって皮をピーラーで縞々にむきます。縦半分に切って乱切りにしましょう。縞々に皮をむくことで調理でやわらかくなりやすくなり、同時に残った皮で食感とポリフェノール効果がいい感じになります。
3ピーマンは縦半分に切ってヘタと種をとり、横向きに3~4等分に切ります。
4フライパンにごま油と鶏ひき肉を入れて強火にかけまーす🎵
充分に熱くなったら、なすをいれて炒めまーす🎵
5なすがしっとりしたら中弱火にしてふたをして、3分間蒸し焼きにします
6蓋をとったら強火にしてピーマンを入れ、火がとおったら、1の調味料をいれまーす🎵中火にして、混ぜながら煮詰めます。
ちょっとやみつきになるおいしさです。
どうぞ、お試しあれ~!!
北海道新聞に、7月14日フランスの革命記念日に掲載されたレシピをリライトしました。登録すると1か月に5本まで記事を無料で読めますよ。