いいから「常識」を古語にしろ!
「それ、どれも思い込みですよ。」
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例えば家に何かで業者さんが来たとき、
〈企業名〉さん来たよ!て、言う。
あたかも目の前にいる人が、
それ自体かのように扱う。
「それ」って、
近所の人とか、友達の両親だったりとか、
知り合いの知り合いの知り合い…、
誰か――実態ある人間の寄り集まりなのに。
それ、を。
あたかも1 人の人間のように取り扱う。
彼がよく言う言葉のとおり、
"冷静に考えて"
おかしくない?
有象無象の人間をまとめて、
1人として扱うのよ。
気持ち悪くはない?
どうして、誰も不思議がらぬ?
それこそが、気持ち悪さの根源。
それが当たり前だから?。
常識だから?
現在の社会の常識は、
長くても100年くらい前に定着したものなのに。
ひとりくらいさ、変に思ってもいいんじゃない?
イナカだとか、トカイだとか、
クニだとか、セカイだとか。
どれにしたって、同じ話。
――ああ、
〈個人名〉さん、も同じなのか。
器に名付けられただけに過ぎない。
キミだとか、ワタシだとか。
どれにしたって、同じ話じゃないか!
だから私は、
私を疑い続けるのだ。
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